2009-06-28

フリーな X サーバ Xming (1)

Windows から Linux へアクセスするときに、フリーなXサーバがあればいいのにと思うことがあります。もちろん Cygwin-X を使うことも可能ですが、UTF-8 に対応しておらず、コンソール上のメッセージの文字化けに辟易してしまいます。

Xming は、Microsoft Windows (XP/2003/Vista) 用のフリーな X サーバです。Xming の X サーバは X.Org Server に基づいており、MinGW と Pthreads-Win32 を使って Linux 上でクロスコンパイルされています。

Xming - PC X Server

仕事では、Reflection X が利用可能ですが、高機能で重いものより、単機能で軽いものを使いたかったので、敢えて Xming を使用しています。SSH で接続できて、動作が安定していれば十分なのです。ただし、日本語は使っていないので仕事に支障はないのですが、日本語フォントの表示はできても日本語変換は使えそうにありません。

紹介記事を書こうと最新版をダウンロードしようとしたことろ、どうやら現在は寄付を PayPal を通じて払って、ダウンロードするためのアカウントを入手しなければならないようです。

しかし、SourceForge で公開されている古いバージョンは寄付なしにダウンロード可能で、しかも十分安定して動作するので、今回は古いバージョンで説明します。

SourceForge.net: Xming X Server for Windows

インストール


まず、SourceForge.net: Xming X Server for Windows: Files から、Xming-6-9-0-31-setup.exe をダウンロードして起動します。

Next をクリックして次に進みます。


インストールの場所を指定して次に進みます。


デフォルトの Normal PuTTY Link SSH client にチェックが入った状態で次に進みます。


スタートメニューへの登録です。そのまま次へ進みます。


デスクトップへのショートカットがあれば便利ですので、チェックを入れて次へ進みます。


インストールの準備ができました。Install ボタンをクリックするとインストールが開始します。


インストール完了後、Launch Xming 欄のチェックを外してから終了します。




Launch Xming 欄のチェックを外さずに終了すると X サーバが起動するので、メニューバーの下のアイコンを右クリックしてポップアップメニューを出して終了させておきます。

次回は Fedora への接続設定と実行例について紹介します。
 

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