環境設定(つづき)
デスクトップの設定
Wine がインストールされていれば、exe の拡張子が付いたファイルを実行しようとすると、自動的に Wine が起動されます。もちろん、Windows と違って、ファイルに実行権限がなければなりません。
$ chmod +x foo.exe
$ ./foo.exe
実行権限があれば、ファイルブラウザからも該当ファイルをダブルクリックで、Wine が起動して、Win32 プログラムを実行してくれます。
Windows 用のプログラムを、Wine を利用して Linux 上で実行するだけであれば、これだけできれば十分でしょう。しかし、クロスコンパイル環境で生成した Win32 用バイナリの動作をチェックする場合には、cmd.exe を Wine で起動して、バイナリの動作を試してみるという CUI 的な使い方が多くなります。
そこで、私は、右図のように「Wine端末」というランチャ(ショートカット)をデスクトップ上に作って利用しています。雰囲気を出すために、端末画面の背景を黒にして、Windows のコマンドプロンプトのデフォルトの状態に似せてあります。
参考までに、設定方法を簡単に紹介しておきます。
まず、gnome-terminal に、Wine の cmd 用のプロファイルを生成します。
ここでは、プロファイル名を WineTerminal としました。
プロファイルの設定において、「タイトルとコマンド」タブの画面で「SHELLの代わりにコマンドを実行する(N)」にチェックを入れて wine cmd を入力します。
デスクトップへのランチャを生成するには、デスクトップ上でマウス右ボタンをクリックし、「ランチャの生成(A)...」を選択します。
プロパティの「ランチャ」のタブで、コマンド入力欄に、gnome-terminal --window-with-profile=WineTerminal と入力して、gnome-terminal を指定したプロファイルで起動するようにします。
0 件のコメント:
コメントを投稿