2022-11-02

【備忘録】カスタム・スケーラーを作るための…

scikit-learn は、Python のオープンソース機械学習ライブラリです。SVM, Random Forest, Gradient Boosting, k平均法DBSCAN などを含む様々な分類回帰クラスタリングアルゴリズムを備えており、Python の数値計算ライブラリの NumPy, SciPy とやり取りするよう設計されています。

Wikipedia より引用、編集

Python で機械学習を扱うとき、いや、主に主成分分析 (PCA) でデータを整理するときにと、言い直した方が良いような気がするのですが、そんな時に利用するライブラリは scikit-learn のほぼ一択になっています。

前処理でデータを標準化をするときには StandardScaler、すなわち平均値と標準偏差でデータを標準化するスケーラーで十分だと思っていたのですが、よくよく考えてみると、決してそうではないことに気づきました。だとすれば、スケーラーをカスタマイズしたくなりますが、StandardScaler のソースを見て、これをベースにカスタマイズすることを諦めてしまいました。😅

とりあえず、最低限の機能を実装した StandardScaler と同等機能の超シンプルなスケーラーを作って、それをベースにカスタマイズしていくことにしました。

ということで、下記の CustomScaler クラスは、自分の使う範囲では StanbdardScaler と同じ機能しかありませんが、これをベースにカスタムなスケーラを作っていくので、備忘録としました。ま、不具合が出れば StandardScaler のソースを見て手直しを重ねます。😁

test_scaler.py

動作確認用に iris のデータセットを使って、StandardScaler と CustomScaler それぞれで標準化したあと PCA をして、結果をざっくり比較しています(結果が同じになるべきです)。

実行例
>>> Standard Scaler
        PC1       PC2       PC3       PC4
0 -2.264703  0.480027 -0.127706 -0.024168
1 -2.080961 -0.674134 -0.234609 -0.103007
2 -2.364229 -0.341908  0.044201 -0.028377
3 -2.299384 -0.597395  0.091290  0.065956
4 -2.389842  0.646835  0.015738  0.035923
>>> Custom Scaler
        PC1       PC2       PC3       PC4
0 -2.264703  0.480027 -0.127706 -0.024168
1 -2.080961 -0.674134 -0.234609 -0.103007
2 -2.364229 -0.341908  0.044201 -0.028377
3 -2.299384 -0.597395  0.091290  0.065956
4 -2.389842  0.646835  0.015738  0.035923

参考サイト

  1. sklearn.preprocessing.StandardScaler — scikit-learn 1.1.3 documentation
  2. sklearn.decomposition.PCA — scikit-learn 1.1.3 documentation
  3. sklearn.datasets.load_iris — scikit-learn 1.1.3 documentation

 

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