2020-02-09

FedoraMediaWriter を使ってみる 〜 Windows 編

Fedora Media Writer は、USB メモリにライブ OS あるいは OS インストール用の ISO イメージを書き込む、フリーでオープンソースなユーティリティソフトウェアです。

名前が Fedora で始まる通り、Linux ディストリビューションのひとつ Fedora で、インストール用イメージを USB メモリに書き込むためのユーティリティとして開発されたツールなのですが、他の OS 用の ISO イメージを USB メモリに書き込む用途にも使えます。

このように FedoraMediaWriter のパッケージは Fedora 上で利用できますが、Windows や MacOS でも利用できます。今回は Windows 版を使って、Fedora のイメージを USB メモリーに書き込む方法を紹介します。

本記事で使用している OS は下記のとおりです。

Windows 10 Home, version 1909, build 18363.628 x64 ベース

ダウンロードとインストール

FedoraMediaWriter は、Fedora Workstation の ISO イメージをダウンロードするサイト(参考サイト [1])から入手できます。下図の青くなっている Windows アイコンのボタンをクリックすると Windows 用の FedoraMediaWriter インストーラをダウンロードできます。

Fedora Workstation のダウンロードサイト

今回ダウンロードしたパッケージは FedoraMediaWriter-win32-4.1.4.exe です。パッケージをダブルクリックするとインストーラが起動しますので、例えば下記のようにインストールします。

下図のように FedoraMediaWriter が起動することを確認し、一旦、画面右上の X をクリックして閉じます。

FedoraMediaWriter の起動後の画面

Fedora 31 のインストール用イメージを USB に書き込む

USB メモリを Windows PC に挿入して FedoraMediaWriter を起動します。

FedoraMediaWriter の起動後の画面(挿入した USB メモリにすでにライブイメージが書き込まれている場合)

挿入した USB メモリにすでにライブイメージが書き込まれている場合、初期化を促すメッセージが上部に表示されますので Restore ボタンをクリックして初期化します。

閉じる ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

ここでは、Fedora Workstation 31 をクリックして、インストールイメージを USB メモリに書き込んでみます。

※ なお Custum image をクリックするとファイル選択ダイアログが表示されるので、あらかじめダウンロードしておいた ISO イメージを指定して書き込むことができます。

Fedora Workstation の説明画面

Create Live USB… をクリックすると、ISOファイルのダウンロードがはじまります。

書き込み先のメディアが正しいことを確認して(この例では Verbatim STORE N GO)、書き込み ボタンをクリックすると書き込みがはじまります。

閉じる をクリックして終了です。

雑感

Windows で ISO イメージを USB メモリに書き込みたいんだったら Rufus [3] を使えばいいんじゃね?というご意見もあるでしょう。まったくその通りです。好みのツールを使えば良いのです。ただ、選択肢が多いことに越したことはありません。

参考サイト

  1. Download Fedora Workstation
  2. Releases · FedoraQt/MediaWriter
  3. Rufus: Rufus: Create bootable USB drives the easy way

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