身近なプログラミングの主役が PC からスマートフォンなどの携帯端末のアプリに移っても、あいかわらず PC 上の GUI プログラミングを続けてきましたが、ついにその先へ一歩踏み出すチャンスが訪れました。
会社からは iPhone が支給されており、ほとんど私用の携帯電話を使わないので、維持費を抑えるために私用の携帯電話はずっと、いわゆるガラケーを使っていました。しかしひょんなことからついにガラケーを手放すことになりました。
かねてから Android のプログラミングをしたいと思っていたので、この機会にまずは廉価な型落ちの Android 端末 (URBANO V02) を購入しました。これで Android のアプリの開発ができるぞ、と意気込んだのですが、とりあえず iPhone との操作の違いに慣れる必要があります。操作方法の観点では iPhone と Android は似て非なるものだったのです。
Android Studio を試す
Android の操作に慣れるまでの間、開発環境を整えることはできます。早速、Android Studio を Fedora 25 の 64bit (x86_64) 版が稼働している PC へインストールしました。インストールは参考サイト [1] に従って作業を進めましたが、まともに動くようになるまでには意外と手こずってしまいましたので、注意点をまとめておきます。
追加のライブラリ(主に 32bit 向け)
Java の環境は OpenJDK と Oracle の JDK の両方をインストールしてあるのですが、32bit 用のライブラリを追加でインストールする必要があり、下記のパッケージをインストールしています。
$ su パスワード: # dnf install zlib.i686 ncurses-libs.i686 bzip2-libs.i686 compat-libstdc++-296.i686 compat-libstdc++-33.i686 compat-libstdc++-33.x86_64
KVM の有効化
Android のアプリを開発するにあたって、Android のエミュレータを利用しますが、そのためには KVM を利用できるようにします。まずは、BIOS の設定で、仮想化の機能を有効にしました。
次に参考資料 [2] に従って、KVM 関連のパッケージをインストールしてデーモンを起動します。
$ su パスワード: # dnf group install with-optional virtualization ... # systemctl start libvirtd # systemctl enable libvirtd
初めてのアプリ作成
以上の二点で Android Studio が正常に起動するようになったので、参考資料 [3] に従って、(Hello World! の文字列を表示するだけの)空のプロジェクトを作ってエミュレータ上で実行してみました。
まとめてしまえばこれだけなのですが、土曜日からはじめて、最初はなかなかうまくいかず試行錯誤を繰り返してしまい、日曜日の夜になって Android Studio の最低限の動作確認ができたところで時間切れです。ただ、ここまでできれば、あとは経験値を上げるだけです。今後少しずつアプリを紹介できるようになりたいです。
参考サイト
- Android Studio と SDK ツールをダウンロードする | Android Studio
- Getting started with virtualization - FedoraProject
- 初めてのアプリの作成 | Android Developers
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ソフトウェア業界に携わる一般の方や、システム開発のアウトソーシングチームを探している方は、オフショアシステム開発という言葉をよく耳にします。
オフショアソフトウェア開発とは、開発チームやシステム、Web・モバイルアプリの保守などを海外の開発拠点にアウトソーシングすることですが、近年は日本やインドを中心に現地企業によるオフショア開発システムの利用が拡大しています。
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