2016-12-11

Fedora Media Writer

Fedora をインストールする標準メディアは長い間 CD あるいは DVD でしたが、大容量のフラッシュメモリが安価で入手できるようになった今、もっぱらインストールに USB のフラッシュメモリが使用されるようになりました。

先日リリースされた Fedora 25 では、フラッシュメモリのような USB メディアをデフォルトのインストール・メディアとして扱うようになりました。Fedora Media Player は、USB メモリに Fedora のインストール用イメージを作成するユーティリティ・ツールです。従来からあった liveusb-creator をオーバーホールして改良したもので、より簡単に Fedora のインストーラーイメージを USB メモリに作成できるようになりました [1]

今回は、この Fedora Media Writer の使い方を紹介します。

使用環境は以下のとおりです。

  • OS: Fedora 25 (x86_64) / GNOME desktop

Fedora Media Writer のインストール

端末エミュレータを起動して、root 権限で次のようにタイプしてインストールします。

$ su
パスワード:
# dnf install mediawriter
メタデータの期限切れの確認は、0:33:09 時間前の Sun Dec 11 09:11:56 2016 に実施しました。
依存性が解決されました。
================================================================================
 Package             アーキテクチャ バージョン            リポジトリ       容量
================================================================================
インストール:
 mediawriter         x86_64         4.0.7-0.fc25          updates         2.7 M

トランザクションの要約
================================================================================
インストール  1 パッケージ

総ダウンロード容量: 2.7 M
インストールされる容量: 4.8 M
これでいいですか? [y/N]: y
パッケージをダウンロードしています:
mediawriter-4.0.7-0.fc25.x86_64.rpm             2.9 MB/s | 2.7 MB     00:00    
--------------------------------------------------------------------------------
合計                                            1.0 MB/s | 2.7 MB     00:02     
トランザクションの確認を実行中...
トランザクションの確認に成功しました。
トランザクションのテストを実行中...
トランザクションのテストに成功しました。
トランザクションを実行中...
  インストール  : mediawriter-4.0.7-0.fc25.x86_64                           1/1 
  検証中        : mediawriter-4.0.7-0.fc25.x86_64                           1/1 

インストール済み:
  mediawriter.x86_64 4.0.7-0.fc25                                               

完了しました!
# exit
exit
$ 

Fedora Media Writer の使い方

まず、インストールメディアに使用する USB メモリを USB に挿入しておきます。容量は 2GB 以上あれば十分でしょう。

「アクティビティ」をクリックして表示されるバーから「アプリケーションを表示する」を選択して、Fedora Media Writer のアイコンをクリックして起動します。端末エミュレータから起動する場合は mediawriter とタイプして改行します。

Fedora Workstation と Fedora Server のフレーバーが選択できるようですが、ここでは Fedora Workstation をクリックします。

Fedora Workstation の説明画面になりますので、「Create Live USB」ボタンをクリックして次へ進みます。

インストール用の iso イメージが $HOME/ダウンロード 以下にダウンロードされます。

ダウンロードが終了すると「Write to disk」ボタンが赤くなりますので、クリックして USB メディアに書き込みます。

root 権限が必要になると認証を要求されるので、root のパスワードを入力入力して「認証」ボタンをクリックします。

USB へ書き込みが始まります。

書き込みが終われば検証がはじまります。

懸賞が無事終了すると「Close」ボタンが表示されますので、クリックして終了します。

参考サイト

  1. How to create and use Live USB - FedoraProject

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

0 件のコメント: