2016-03-27

HP Stream 11 に Fedora 23 をインストール

HP Stream 11 に Fedora 23 をインストールしました。

Stream 11 は、CPU が 64bit Celeron、RAM 2GB そしてストレージ容量は eMMC 32GB と非力なノート PC ですが、バッテリー駆動時間が 10.5 時間というのは魅力です [1]。インターネットで調べてみると、Ubuntu などのインストール例がいくつも報告されていますので、Fedora でも大丈夫だろうと思い、ちょっと高いおもちゃを買ってしまいました。

今回、Amazon.jp から購入したのは以下の通りです。ポイントや割引を使って、総額は 32,157 円になりました。

HP Stream 11-r016TU28,980 円
Transcend microSDXCカード 64GB Class102,280 円
Tonor Bluetooth 3.0 ワイヤレス マウス2,180 円

プリインストールされている Windows 10 は使うつもりがないので、デュアルブートや万一のために Windows をバックアップする方策は講じていません。

Fedora のインストールイメージは、Rufus を利用して USB メモリに焼いて用意しておきます。

PCの起動時に、f10 キーを押して BIOS 設定画面に入れるように、Windows 上のコントロールパネルの「電源オプション」で「電源ボタンの動作を選択する」→「現在利用可能でない設定を変更します」→「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外して保存します。

BIOS 設定画面ではセキュアブートの無効化およびレガシー サポートの有効化を行い、ブート メニューを使用して USB デバイスを最初のブートデバイスに設定します [2]

なお、USB メモリに燒いた Fedora インストーラが起動するまで、かなり時間がかかりました。

Fedora をインストールする際、ストレージには内蔵の 32GB eMMC と、MicroSD カードスロットに挿した 64GB の microSDXC カードの 2 つを指定して、パーティションは自動で設定しました。インストール後に確認したところ、ロジカルボリュームをうまく使って、ブート領域と、スワップ (~4GB)、システム領域 (50GB) とユーザー領域 (35GB) が確保されていました。

下記は、GNOME 端末上で確認した結果です。くれぐれも、PC の使用中に誤ってカードスロットに触れて MicroSD カードがイジェクトされてしまわないように気をつけなければなりません。

$ df -h
ファイルシス            サイズ  使用  残り 使用% マウント位置
devtmpfs                  936M     0  936M    0% /dev
tmpfs                     947M   64M  883M    7% /dev/shm
tmpfs                     947M  1.5M  945M    1% /run
tmpfs                     947M     0  947M    0% /sys/fs/cgroup
/dev/mapper/fedora-root    50G  5.0G   42G   11% /
tmpfs                     947M  108K  947M    1% /tmp
/dev/mmcblk0p2            477M  122M  326M   28% /boot
/dev/mmcblk0p1            200M  8.4M  192M    5% /boot/efi
/dev/mapper/fedora-home    35G  550M   32G    2% /home
tmpfs                     190M   12K  190M    1% /run/user/42
tmpfs                     190M   48K  190M    1% /run/user/1000
$ swapon -s
ファイル名    タイプ  サイズ 使用済み 優先順位
/dev/dm-1                               partition 3932156 992236 -1
$ 

無線ネットワークは問題なく繋がりました。Bluetooth のワイヤレスマウスも、最初はやり方が判らず戸惑いましたが、問題なく認識(ペアリング)されました。しばらく使ってみて特記することがあればレポートします。さしあたって、まもなくアルファ/ベータリリースされる Fedora 24 を試してみようと思います [3]

このところ、Linux のインストールがずいぶんと簡単になったばかりか、低価格帯のノート PC にも、比較的簡単にインストールできるようになりました。少ないリソースですが、HDD のように普段鞄に入れて持ち運ぶと劣化を心配しなければならないパーツがありません。どこまで使えるのか、とことん使い潰してみたいと思います。

参考サイト

  1. Stream 11-r000 製品詳細・スペック - ノートパソコン・PC通販 | 日本HP
  2. HP PC - コンピューターをブート可能 CD または DVD から起動できない (Windows 8) | HP® Customer Support
  3. Releases/24/Schedule - FedoraProject
  4. 3~5万円で買える安いノートパソコンおすすめ機種【2016年版】 – こまめブログ
  5. 新型HP Stream 11-r000辛口レビュー(外観編)本体デザインやキーボードの使い勝手を検証! – こまめブログ

 

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