4 月 21 日(米国時間)にリリースされた Fedora 22 の β版をインストール(アップグレード)してみました。
まず、関連サイト [1] から、ワークステーション版の Live イメージ Fedora-Live-Workstation-x86_64-22_Beta-3.iso をダウンロードして、livecd-tools でフラッシュメモリにインストールイメージを作成しようとしました。使用環境は Fedora 21 x86_64 です。
ところが、下記のようなよく解らないエラーが出て、作成することができませんでした。
$ su パスワード: # umount /dev/sdb # /usr/bin/livecd-iso-to-disk /home/bitwalk/ダウンロード/Fedora-Live-Workstation-x86_64-22_Beta-3.iso /dev/sdb Verifying image... /home/bitwalk/ダウンロード/Fedora-Live-Workstation-x86_64-22_Beta-3.iso: 758a9f6446d8ce6f2f2c5baf9a4a023c Fragment sums: 2c3f9c223df517b12e957a8f47ffb2e6ae7d918e2d14e535f5412aaa7176 Fragment count: 20 Supported ISO: no Press [Esc] to abort check. Checking: 100.0% The media check is complete, the result is: PASS. It is OK to use this media. Copying live image to target device. squashfs.img 1,366,757,376 100% 6.14MB/s 0:03:32 (xfr#1, to-chk=0/1) osmin.img 12,288 100% 0.00kB/s 0:00:00 (xfr#1, to-chk=0/1) Updating boot config file Installing boot loader plain floppy: device "/proc/3000/fd/3" busy (リソースが一時的に利用できません): Cannot initialize 'S:' Bad target s:/ldlinux.sys syslinux: failed to create ldlinux.sys #
この問題を解決できなかったので、直接 FTP サイトからアップグレードに必要なパッケージを持って来てアップグレードすることにしました。β版が配布されているミラーサイトの情報が関連サイト [1] にはありませんでしたが、KDDI 研究所の ftp サイトを確認したら既にアップされていましたので、[2] から下記の RPM ファイルをダウンロードしました。
- fedora-release-22-0.14.noarch.rpm
- fedora-repos-22-0.3.noarch.rpm
- fedora-release-workstation-22-0.14.noarch.rpm
yum localinstall fedora* (あるいは rpm -Uvh fedora*)で既存のパッケージを更新した後、dnf update で他のパッケージを更新しました。一部の drpm パッケージのリビルドに失敗したようですが、リブートして無事アップグレードを完了しました。
特に細かいことに気にせずに実機をアップグレードしてしまいましたが、この方法は正規のアップグレード方法ではありません。この方法を試す場合は、無保証であるリスクを認識した上で行ってください。
ちなみにカーネルは 4.0.0 になっていました。
$ rpm -q kernel kernel-3.18.7-200.fc21.x86_64 kernel-3.19.3-200.fc21.x86_64 kernel-4.0.0-1.fc22.x86_64 $
関連サイト
- Download Fedora Workstation Beta
- ftp://ftp.kddilabs.jp/Linux/distributions/fedora/releases/test/22_Beta/Workstation/x86_64/os/Packages/f/