Windows 用 Tcl/Tk パッケージを、Linux 上でクロスコンパイルしてビルドしました。本当に久しぶりです。
もう二年以上前になりますが、とある自社工場の検査装置のオペレーションでポカミスが発生して、その時に簡単な整合性確認用プログラムを作って、自分でビルドした Tcl/Tk のパッケージとともに提供したことがあります。最近、他工場の同種の検査装置で同じ問題が発生したので、その時作ったプログラムを導入しようということになり、久しぶりに Tcl/Tk のパッケージを更新することになったのでした。
Tcl/Tk のパッケージには会社で使っているプログラムを含めていないので、ビットワークビルドのパッケージとして公開します。
ビルドした環境は下記の通りです。Fedora の MinGW-w64 でクロスコンパイルした Windows 32bit 用のパッケージはこれが初めてです。ダウンロードは、下記関連サイト 1. からです。
tcltk8.6-024-20130710.exe Tcl/Tk for Windows, bitWalk build #024 released on 2013-07-10 1. Available version of Tcl/Tk and extensions in this package - Tcl/Tk 8.6 (cvs)Tcl_Source_Code_2013-07-08_185613_d369017148 (cvs)Tk_Source_Code_2013-07-07_092653_e8359b0f65 ftp://tcl.tk/pub/tcl/nightly-cvs/ http://sourceforge.net/projects/tcl 2. build environment for compiling binaries - MinGW64 Cross Compiler on Fedora 19 mingw32-binutils-2.23.52.0.1-1.fc19.x86_64 mingw32-cpp-4.8.1-1.fc19.x86_64 mingw32-filesystem-99-1.fc19.noarch mingw32-gcc-4.8.1-1.fc19.x86_64 mingw32-crt-2.0.999-0.27.trunk.r5904.20130614.fc19.noarch mingw32-headers-2.0.999-0.27.trunk.r5904.20130614.fc19.noarch http://mingw-w64.sourceforge.net/ 3. packaging environment - Inno Setup Compiler 5.5.3 wine-1.6-0.1.rc2.fc19.x86_64 / Fedora Linux 19 http://www.jrsoftware.org/isinfo.php
下記は、Fedora の Wine でインストーラを起動した例です。