2008-02-23

Tcl/Tk for Windows, build013

SourceForge.net Logo

ロスコンパイル環境で生成した Tcl/Tk 8.5.1 のウィンドウズ用インストールパッケージ (tcltk8.5.1-013-20080223.exe) を MinGW Cross Compiler のプロジェクトサイトにアップロードしました。ダウンロードは以下からどうぞ。

tcltk8.5.1-013

今回、収録したパッケージとビルドした環境は以下の通りです。

Tcl/Tk for Windows, bitWalk build #013
released on 2008-02-23

1. Available version of Tcl/Tk and extensions in this package
- Tcl/Tk 8.5.1
http://sourceforge.net/projects/tcl
- Thread 2.6.5
http://sourceforge.net/projects/tcl
- Tcllib 1.10 (tcllib-20080222)
http://sourceforge.net/projects/tcllib
- BWidget 1.8.0 (bwidget-20071031)
http://sourceforge.net/projects/tcllib
- TkCon 2.5 (tkcon-20080207)
http://sourceforge.net/projects/tkcon

*** unstable
- Incr Tcl/Tk 3.4 (itcl-20080207)
http://sourceforge.net/projects/incrtcl
- Incr Widgets (iwidgets-20070610)
http://sourceforge.net/projects/incrtcl

*** experimental
- TclVfs 1.3 (tclvfs-20080215)
http://sourceforge.net/projects/tclvfs
- Memchan 2.2.1 (memchan-20071113)
http://sourceforge.net/projects/memchan

2. build environment for compiling binaries
- MinGW Cross Compiler on Fedora Linux 8
mingw-binutils-2.18.50-3.fc8
mingw-gcc-core-4.2.1-4.fc8
mingw-runtime-3.14-1.fc8
mingw-w32api-3.11-1.fc8

3. packaging environment
- Inno Setup Compiler 5.2.2
with wine-0.9.55-1.fc8 / Fedora Linux 8
http://www.jrsoftware.org/isinfo.php


今回のリリースは、koji さんから頂いたコメントを契機に、Linux と Windows の両 OS において、Tcl/Tk の拡張パッケージを作成する際に、C でコンパイルする部分の処理の差異を少なくしようとしたことです。と言っても、大した変更ではありません。libtcl.dll.alibtcl85.a のコピー)と libtk.dll.alibtcl85.a のコピー)を追加しただけです。
もちろん、これは Linux 上で Win32 のバイナリをクロスコンパイルする際にも関係します。今回リリースしたパッケージを同じ手順でビルドした Tcl/Tk の RPM パッケージを MinGW Cross Compiler のプロジェクトサイトに追加しました。

[LIB] tcltk

この Tcl/Tk を使って Linux 上でクロスコンパイルした拡張パッケージは、本パッケージと併せて使用できます。

Linux 上でクロスコンパイル環境を用いた Win32 用 Tcl/Tk 拡張パッケージの話題に入る前に、どうしても済ませておきたかったパッケージの更新と追加です。

本インストーラには、その他に Incr Tcl/Tk/Widgets と TclVFS を加えました。ただし Incr Tcl/Tk については、Tcl/Tk 8.5 系に対してテスト不足であるため、unstable としました。また、TclVFS については、本来備わっているべき機能の一部しか実装できていないため、experimental としました。
 

0 件のコメント: