2016-08-28

【備忘録】Python におけるリストの扱い

Python を使い始めてからまだ日が浅い初学者であるためか、思わぬところでとんだ間違いをしてしまうことがあります。先日 Python 2.7 で急ぎのプログラムを仕上げていて、そんなつまずきをしてしまいました。

使用環境は以下のとおりです。

  • OS: Fedora 24 (x86_64)
  • Python: python-2.7.12-2.fc24.x86_64

問題を単純化して示すと次のようになります。リストをコピーして一部の要素を変更しようとしたのですが…、

$ python
Python 2.7.12 (default, Aug  9 2016, 15:48:18) 
[GCC 6.1.1 20160621 (Red Hat 6.1.1-3)] on linux2
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> a = [1, 2, 3]
>>> b = a
>>> b
[1, 2, 3]
>>> b[0] = 9
>>> b
[9, 2, 3]
>>> a
[9, 2, 3]
>>> 

この場合 a = b はリストのオブジェクトへの参照をコピーしているだけのようです。これは a, b それぞれのオブジェクトの id を調べることで確認できます。

>>> id(a)
140474693825960
>>> id(b)
140474693825960
>>> 

下記の参考サイトに納得できる解説がありましたので、備忘録として残しておきます。

参考サイト

  1. Python のリストの扱いで注意すること - Qiita
  2. 084:配列を複製する

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2016-08-14

職業的バイオリニストと芸術

J.S. Bach の無伴奏バイオリンのためのソナタとパルティータ(以下、単に「無伴奏」)は私の大好きな曲の一つです。なにしろバイオリン少年だった私は、大学に入ってからこの一連の無伴奏曲の虜になり、取り憑かれたように練習に明け暮れていたのですから。しかし、どんなに音楽に熱中しても、本来は物理学科の学生だったので、たとえ直接的ではなくとも物理で身を立てる道(半導体プロセスエンジニア)を選んだのでした。自分だけの無伴奏を思う存分弾くことは永遠の夢となり、いつしか人の演奏を聞いてはウンチクをたれるような老いぼれになってしまいました。

さて、今回はその無伴奏曲の話です。と言ってもウンチクをたれることが目的ではありません。が、しかし、昔のバイオリニストを何人か紹介することになるので、きっとウンチクじみた話になってしまうことでしょう。

右のシャコンヌの演奏は、ヴァイオリンの貴公子と呼ばれたミルシテイン (1903/12/31 - 1992/12/21) の最後になったリサイタル(1986/6/17 ストックホルム ベルワルド・ホール)で収録されたものです。なんと 82 歳の時の演奏です。

年齢による衰えは感じるものの、やっぱりミルシテインの演奏です。

右もミルシテインによる同じシャコンヌの演奏ですが 1957 年のライブ演奏の録音です(ザルツブルク音楽祭)。先の最後のリサイタルの演奏から遡ること約 30 年、すでにミルシテインの演奏は確立されています。もっとも 1903 年生まれのミルシテインは、この時すでに 50 歳を超えていますので、ある楽曲に対する解釈が確立していてもそれは当然のことなのかもしれません。

ただ、私が感じていることは、バッハの無伴奏を弾くミルシテインに限らず、名演奏家と言われるバイオリニストは、それぞれ、その人だと判る演奏の特徴あるいは曲に対する解釈を持っているということです。そしてその演奏スタイルは、入手できる録音を聴く限り、大きく変わっていません。

バッハの無伴奏の演奏で有名なバイオリニストは何人もいますが、20 世紀前半で、複数回の録音を確認できる巨匠と言えばミルシテインの他に、(日本人に人気がある)ヘンリック・シェリングヤッシャ・ハイフェッツの演奏もあります。これらの演奏もやはり共通性があるのです。シェリングの弾くバッハは、曲の解釈を含めてやっぱり変わらないし、ハイフェッツの演奏もしかりです。

職業として演奏するということは、そういうことなんだと思っていました。なお、ここでは演奏の出来不出来や録音の良し悪しを問題とはしていません。

ところが、ギドン・クレーメル (1947/2/27 - ) の演奏はそうではなかったのです。

クレーメルは少なくと三回、バッハの無伴奏を録音していますが、最初の録音 (Eurodisk, ?. 1975, Partita のみ) と思われる右のシャコンヌの演奏と、その後の演奏には弾き方に隔たりがあります。

以下に、その後の録音 (Philips, 1980, 1990), (ECM, 2001-2002, 2005) を埋め込みました。なお、カッコ内はレコード会社、録音年、発売年を表しています。

また、Philps の盤については、YouTube でシャコンヌだけという投稿が見つかりませんでしたので、パルティータ第二番 (BWV 1004) 全曲のものを埋め込んであります。シャコンヌは 13:40 ぐらいから始まります。

三番目の演奏を CD で最初に聞いた時、またずいぶん演奏が変化したものだと大変ビックリしたことをおぼえています。

しかし、今回、この記事を書くにあたってあらためてじっくりと聞き返してみたところ、たしかにクレーメルの演奏は変化してきているものの、根底にある演奏スタイルについては二番目の録音と共通しており、やっぱりクレーメルの演奏なのだなぁとあらためて感じたのでした。

クレーメルはソヴィエト連邦ラトビア・ソビエト社会主義共和国で生まれましたが、1975 年に西側ヨーロッパでデビューしたあと活動の中心をドイツへ移し、1980 年にドイツへ亡命しています。彼の演奏スタイルが大きく変化したとすれば、それは亡命による影響が大きいのかもしれません。

ああ、芸術とはなんと凡人には遠いところにあることでしょう。

学生時代に盛んに弾いていたシャコンヌひとつとっても、これが自分の弾き方だと、どこへでも堂々と出せるスタイルは確立していません。いろいろな「プロ」の演奏を聞いては、やっぱりこう弾いてみようかなどとあれこれ試してみたりもします。そうやって思い悩むことが、芸術していることと錯覚して悦に入ったりもします。

これがアマチュア芸術家ならではの醍醐味だと言ってしまえばそれまでですが、やっぱりチープです。ブレることのない真の芸術の世界とはなんと遠いことか…。

 

プロの演奏家は楽譜を読み、己が感じるままの音楽を演奏する。そしてそれは聴衆の心を深く打つのです。

 

そういえば、9 月にチョン・キョンファの無伴奏が発売されるらしい [1]。恩師ガラミアン仕込みの無伴奏ソナタ2番&パルティータ2番を 1974 年に録音していますが、指の怪我から復帰した最初の録音となるこの演奏を聞くのが楽しみです。

MuseScore

MuseScore は、Werner Schweer 氏によって開発された楽譜作成ソフトウェアです。楽譜をPDF, SVG, PNGで綺麗に出力することが可能であり、音声ファイルとしても WAV, ogg, FLAC の形で保存することが可能です。Windows、Mac OS および Linux で利用できます [2]。ちなみに Fedora では mscore というパッケージとしてディストリビューションに含まれています。

芸術的な演奏が出来なくとも、楽譜通りに演奏することは、今やソフトウェアがやってくれます。さらに、よその人が入力したスコアが公開されていれば、それをダウンロードして自分の好きなように改訂することも出来ます。以下のシャコンヌもそんな楽譜の一つです。一部の転記間違いを修正して自分の好きなテンポに直しました。バイオリンの音源はピアノに較べると全然ダメで、ピアノかパイプオルガンに音源を変更することも検討しましたが、最終時にダメなバイオリンの音源を使いました。たとえ音源が悪くとも、そしてインテンポで感情のこもらない演奏であっても、それでも心を打つものがあると思うのは私だけでしょうか。

Chaconne by bitwalk

参考サイト

  1. 【予約ポイント10倍】チョン・キョンファ~待望のバッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲初録音! - TOWER RECORDS ONLINE
  2. MuseScore | Free music composition and notation software

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2016-08-11

XMind 7.5 Update 1 for Fedora 24

XMindは、マインドマップを作成できるソフトウェアです。下記サイトから Linux 版がダウンロードできますが、パッケージは deb パッケージのみで、残念ながら rpm パッケージは提供されていません。

しばらくバージョンの確認をサボっていまして、いつのまにか XMind のパッケージのバージョンが 7.5 Update 1へ更新されていましたので、deb パッケージから rpm パッケージに変換しました。

パッケージのビルドに使用した環境は次の通りです。

  • OS: Fedora 24
  • JDK: jdk1.8.0_102-1.8.0_102-fcs.x86_64 (Oracle)
  • alien: alien-8.90-6.fc24.noarch
  • rpm-build: rpm-build-4.13.0-0.rc1.27.fc24.x86_64

alien を用いて、dep から rpm への変換は問題なく出来ますが、相変わらずインストール時にエラーが出てインストールできません。そこで、記事[1] と同じ方法で rpm を作成しました。

今回も、作成した rpm パッケージを下記 [2] へアップロードしておきました。xmind-3.6.51-2.x86_64.rpm をダウンロードしてお使いください。

  1. bitWalk's: 【備忘録】XMind と Fedora 21
  2. XMind RPM Wiki - OSDN
  3. デュアルライセンスについて XMind

rpm パッケージについては、alien が生成した spec ファイルに最低限の修正を加えただけでビルドしています。

$ rpm -qi xmind
Name        : xmind
Version     : 3.6.51
Release     : 2
Architecture: x86_64
Install Date: 2016年08月11日 09時07分53秒
Group       : Converted/non-free/editors
Size        : 144195258
License     : see /usr/share/doc/xmind/copyright
Signature   : (none)
Source RPM  : xmind-3.6.51-2.src.rpm
Build Date  : 2016年08月11日 09時02分41秒
Build Host  : notepc
Relocations : (not relocatable)
Summary     : Professional & Powerful Mind Mapping Software
Description :
XMind, is an open source brainstorming and mind mapping software tool
developed by XMind Ltd. It helps people to capture ideas, organize to
various charts, and share them for collaboration. Supporting mind maps,
fishbone diagrams, tree diagrams, org-charts, logic charts, and even
matrix. Often used for knowledge management, meeting minutes, task
management, and GTD. XMind is compatible with Freemind/Mindmanager.
XMind is dual licensed under 2 open source licenses: the Eclipse Public
License v1.0 (EPL) and the GNU Lesser General Public License v3 (LGPL).
XMind Plus/Pro is released under the terms of the XMIND PROPRIETARY LICENSE
AGREEMENT, which is available at http://www.xmind.net/license/xpla/ .


(Converted from a deb package by alien version 8.90.)
$ 

実行例を以下に示しました。

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2016-07-31

ASUS TransBook T100HA と Fedora 24

Amazon.jp の 「プライムデー 2016 (7/12)」で、破格な値段の誘惑に負けて買ってしまった 2 in 1 PC、ASUS TransBook T100HA ですが、Fedora 24 をインストールして遊ぶことはかなわず、Ubuntu 14.04 LTS をインストールして、なんとかタッチパネルを使えるようにしたのでした [1]

あきらめの悪い私は、その後も Fedora 24 のインストールを繰り返し、ある事実に気が付きました。

どうやら、何回に一回かは GRUB からの起動に成功する、ということでした。

これはインストール用の USB のイメージだけでなく、インストール後についても同じだったのでした。

起動に成功するなら常に成功、駄目なら駄目、というわけではないことに納得がいきませんが、事実なのでしかたがありません。まだ詳細に調査をしていませんが、起動後に dmesg コマンドで表示したログをここにアップしておきました。

パッケージを最新のものにアップデートすれば少しは事態が改善するかもしれないと期待をしましたが、残念ながら改善が見られませんでした。

しかし、とにかく起動さえすれば情報を集めて改善する道が拓けます。右図は Fedora 24 が起動してログインした画面の例です。

ログインできたとは言え、使えない機能がたくさんあります。その使えない機能を今後改善してくためにまとめておきたいと思います。

画面の向き

画面のデフォルトの向きは Ubuntu の時と同じく、縦横が逆になっていますが、Fedora 24 の場合、画面の向きは簡単に変更できます。「設定」→「ディスプレイ」で縦横を変更できます。

ネットワーク

Ubuntu をインストールした経験から、内蔵の無線を使える可能性は低いと見て、USB の無線子機を使っています。

$ ip addr show
1: lo:  mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1
    link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
    inet 127.0.0.1/8 scope host lo
       valid_lft forever preferred_lft forever
    inet6 ::1/128 scope host 
       valid_lft forever preferred_lft forever
3: wlp0s20u3u1u1:  mtu 1500 qdisc mq state UP group default qlen 1000
    link/ether cc:e1:d5:3e:b5:f6 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
    inet 192.168.3.9/24 brd 192.168.3.255 scope global dynamic wlp0s20u3u1u1
       valid_lft 85858sec preferred_lft 85858sec
    inet6 2400:2411:21e0:2500:4bb9:c1e5:6dc1:52d0/64 scope global noprefixroute dynamic 
       valid_lft 86265sec preferred_lft 14265sec
    inet6 fe80::71cb:a5e4:baf1:6e8e/64 scope link 
       valid_lft forever preferred_lft forever
$ 

nm-connection-editor で見ると以下のようになります。

内蔵の Bluetooth デバイスは認識されていません。

サウンド

内蔵スピーカーもマイクも認識されていません。

まとめ

現在のところ、以上のようにほとんど内蔵デバイスが利用できていません。またタッチパネルも、追加設定をするば使えるのかもしれませんが、デフォルトの状態では使えません。しかし、いくつかの海外サイトで、ASUS TransBook T100HA に Fedora をインストールをして利用している情報を確認できていますので、詳しく読んで、できるところから解決していきたいと考えています。

参考サイト

  1. bitWalk's: ASUS TransBook T100HA と Ubuntu 14.04 LTS

 

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2016-07-24

【備忘録】Fedora 24 でブート可能な ISO イメージをUSBメモリに書き込む

Fedora などの Linux をインストールする時、ISO イメージをダウンロードして、USB メモリに書き込んで使用するのが普通になりました。このような時、以前は Fedora の livecd-tools [1] を使って USB メモリに書き込んでいました。ある時 Windows 上で USB メモリに ISO イメージを書き込む必要に迫られ Rufus [2] を使ってみたところ、とても使いやすかったので、その後 Rufus ばかりを使うようになってしまいました。

先日 Fedora 24 がリリースされましたが、あらためてインストレーションガイドを読んだところ、Fedora (GNOME 3) 上で簡単に ISO イメージを USB メモリに書き込めることが判った [3] ので、備忘録のためにまとめました。

動作環境は次の通りです。

  • OS: Fedora 24 (x86_64)
  • Desktop: GNOME 3

準備しておくものは、書き込む元の ISO イメージと書き込み先の USB メモリですが、ここでは以下を使って説明をします。

ディスクユーティリティ

画面左上の「アクティビティ」をクリックし、左側のバー下の「アプリケーションを表示する」を選び、インストールされているアプリケーションを表示します。

「ユーティリティ」から「ディスク」を選択して起動します。

左側のディスク(メディア)の一覧から、書き込む USB メモリ(この例では「16 GB ドライブ」)を選択し、右上の「≡」ボタンをクリックして「ディスクイメージをリストア…」を選択します。

以下のようなダイアログ画面が表示されますので、「リストアするイメージ」右側のボタンをクリックします。

すると「リストアするディスクイメージを選択」のタイトルが付いたファイル選択ダイアログが表示されるので、リストアするイメージ(この例では、Fedora-Workstation-Live-x86_64-24-1.2.iso)を選択して右上の「開く」ボタンをクリックします。

「リストアを開始 (S) …」ボタンをクリックして選択したファイルのコピーをします。

確認メッセージが表示されますので、間違いがければ「リストア (R)」ボタンをクリックします。

管理者 (root) パスワードの入力が要求されますので、入力して「認証」ボタンをクリックします。

イメージのコピーが始まります。

しばらく待つとコピーが完了しました。

参考サイト

  1. livecd - Fedora Live CD Tools
  2. Rufus - 起動可能なUSBドライブを簡単に作ろう
  3. 3.4. Preparing Boot Media
  4. How to create and use Live USB - FedoraProject

 

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