2016-07-24

【備忘録】Fedora 24 でブート可能な ISO イメージをUSBメモリに書き込む

Fedora などの Linux をインストールする時、ISO イメージをダウンロードして、USB メモリに書き込んで使用するのが普通になりました。このような時、以前は Fedora の livecd-tools [1] を使って USB メモリに書き込んでいました。ある時 Windows 上で USB メモリに ISO イメージを書き込む必要に迫られ Rufus [2] を使ってみたところ、とても使いやすかったので、その後 Rufus ばかりを使うようになってしまいました。

先日 Fedora 24 がリリースされましたが、あらためてインストレーションガイドを読んだところ、Fedora (GNOME 3) 上で簡単に ISO イメージを USB メモリに書き込めることが判った [3] ので、備忘録のためにまとめました。

動作環境は次の通りです。

  • OS: Fedora 24 (x86_64)
  • Desktop: GNOME 3

準備しておくものは、書き込む元の ISO イメージと書き込み先の USB メモリですが、ここでは以下を使って説明をします。

ディスクユーティリティ

画面左上の「アクティビティ」をクリックし、左側のバー下の「アプリケーションを表示する」を選び、インストールされているアプリケーションを表示します。

「ユーティリティ」から「ディスク」を選択して起動します。

左側のディスク(メディア)の一覧から、書き込む USB メモリ(この例では「16 GB ドライブ」)を選択し、右上の「≡」ボタンをクリックして「ディスクイメージをリストア…」を選択します。

以下のようなダイアログ画面が表示されますので、「リストアするイメージ」右側のボタンをクリックします。

すると「リストアするディスクイメージを選択」のタイトルが付いたファイル選択ダイアログが表示されるので、リストアするイメージ(この例では、Fedora-Workstation-Live-x86_64-24-1.2.iso)を選択して右上の「開く」ボタンをクリックします。

「リストアを開始 (S) …」ボタンをクリックして選択したファイルのコピーをします。

確認メッセージが表示されますので、間違いがければ「リストア (R)」ボタンをクリックします。

管理者 (root) パスワードの入力が要求されますので、入力して「認証」ボタンをクリックします。

イメージのコピーが始まります。

しばらく待つとコピーが完了しました。

参考サイト

  1. livecd - Fedora Live CD Tools
  2. Rufus - 起動可能なUSBドライブを簡単に作ろう
  3. 3.4. Preparing Boot Media
  4. How to create and use Live USB - FedoraProject

 

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2016-07-18

ASUS TransBook T100HA と Ubuntu 14.04 LTS

ASUS TransBook T100HA を、Amazon.jp の 「プライムデー 2016 (7/12)」で、破格な値段の誘惑に負けて買ってしまいました [1]。この PC は、ノートパソコンでありながらモニタだけでも動作するタブレットとして使える、所謂 2 in 1 PC(ハイブリッドパソコン)です。

CPUインテル® Atom™ x5-Z8500
メモリLPDDR3-1600 4 GB
ストレージeMMC 64GB
カードリーダーmicroSDXC/microSDHC
カメラアウトカメラ 500 万画素
インカメラ 192 万画素
ネットワークIEEE 802.11a/b/g/n
Bluetooth V4.0
インターフェースUSB 2.0×1
マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1
microHDMI (Type D)×1
1 x Type C USB3.1 Gen1
microUSB×1

ASUS TransBook T100HA の仕様の概略を右表に示しました。

この PC に Ubuntu 14.04 をインストールしたという記事がありましたので [2]、それなら自分は Fedora 24 をインストールして遊ぼうと考えました。

インストール用イメージの準備

まず、プレインストールされている Windows 10 上で、Fedora 24 Workstation と、うまくいかない時のバックアップとして Ubuntu 14.04 のインストール用 ISO ファイルをダウンロードしました。次に、Rufus で USB メモリ起動できるイメージをそれぞれ作成しました。

なお、前述の参考サイト [2] では Ubuntu で内蔵の無線ネットワーク (WiFi) の機能が利用できないということでした。Fedora でも使えない可能性があるので、キーボード右脇の USB 2.0 ポートに USB ハブを挿し、そこに USB マウスの受信機、インストーラ用の USB メモリ、そして無線 LAN 子機を挿した状態でインストールをしました。

失敗した Fedora 24 のインストール

いろいろ試した顛末を書くと長くなるので、ここでは結果のみに留めます。

PC の 起動時に F2 ボタンを押して BIOS 設定画面を表示し、そこでブートする順番を設定します。Fedora 24 のインストールイメージは、何回か起動に失敗するものの、なんとかインストーラを動かすことができ、無事インストールを完了することが出来ました。もちろん Windows と併用する気はなかったので、eMMC の(Windows のリカバリ領域を含めた)64GB 全てを Fedora のインストール先に使用しました。

インストールを無事完了したように見えた Fedora 24 ですが、残念ながら正常に起動しませんでした。GRUB 2 の画面の後は画面が真っ暗になり、いつまで待っても何も変化しません。最悪です。救いは Ubuntu 14.04 のインストール実績があることです。ここでほんの限られた方法で Fedora の調査に時間を掛けることをあきらめ、Ubuntu 14.04 をインストールすることにしました。

Ubuntu 14.04 のインストール

Ubuntu の インストーラは Fedora の時と違い、毎回確実に起動してインストール画面になります。Fedora の時と同じように、eMMC の 64GB 全ての領域を使ってインストールします。参考サイト [2] でも触れられているように、インストール時から画面が時計方向 90 度回転した縦になっていて、PC を縦にしたりキーボードに入力するために横にしたりと扱いが面倒です。しかしこのことを除けば、問題なくインストールが終了、その後の OS 起動も問題ありませんでした。

OpenSSH のインストール

画面が縦になっている中での設定は辛いので、ssh で他の Linux マシンからアクセスしようと、OpenSSH サーバーを追加でインストールしました。

$ sudo apt-get update
[sudo] password for bitwalk:
...
...
$ sudo apt-get install openssh-server
...
...
$ /etc/init.d/ssh status
ssh start/running, process 3513

Fedora のノート PC (stream11) から、今回インストールした Ubuntu 14.04 (192.168.3.13) へ SSH でリモートログインします。

画面の縦横変更

下記の二種類のファイルを sudo で編集して追加します。

まずは X の設定ファイルを追加します。

リスト:/usr/share/X11/xorg.conf.d//usr/share/X11/xorg.conf.d/10-monitor.conf
Section "Device"
  Identifier "Configured Video Device"
  Driver "fbdev"
  Option "UseFBDev" "true"
  Option "Rotate" "CCW"
EndSection

Section "Screen"
  Identifier "Default Screen"
    Monitor "Configured Monitor"
    DefaultDepth 24
    SubSection "Display"
    Depth 24
    Modes "800x1280"
  EndSubSection
EndSection

(編集例)

bitwalk@T100HAN:~$ cd /usr/share/X11/xorg.conf.d
bitwalk@T100HAN:/usr/share/X11/xorg.conf.d$ sudo vi 10-monitor.conf
[sudo] password for bitwalk: 
...
...
:wq
bitwalk@T100HAN:/usr/share/X11/xorg.conf.d$ ls
10-evdev.conf    11-evdev-quirks.conf      50-vmmouse.conf
10-monitor.conf  11-evdev-trackpoint.conf  50-wacom.conf
10-quirks.conf   50-synaptics.conf         51-synaptics-quirks.conf
bitwalk@T100HAN:/usr/share/X11/xorg.conf.d$ 

次は、OS 起動時に実行されるファイルの設定です。

リスト:/etc/xdg/lxsession/LXDE/autostart.sh
#!/bin/sh
@xinput set-prop 11 "Evdev Axis Inversion" 1, 0
@xinput set-prop 11 "Evdev Axes Swap" 1

(編集例)

bitwalk@T100HAN:/usr/share/X11/xorg.conf.d$ cd /etc/xdg
bitwalk@T100HAN:/etc/xdg$ ls
Trolltech.conf  menus        user-dirs.conf
autostart       sni-qt.conf  user-dirs.defaults
bitwalk@T100HAN:/etc/xdg$ sudo mkdir -p lxsession/LXDE
bitwalk@T100HAN:/etc/xdg$ cd lxsession/LXDE
bitwalk@T100HAN:/etc/xdg/lxsession/LXDE$ sudo vi autostart.sh
...
...
:wq
bitwalk@T100HAN:/etc/xdg/lxsession/LXDE$ sudo chmod +x autostart.sh
bitwalk@T100HAN:/etc/xdg/lxsession/LXDE$ ls
autostart.sh
bitwalk@T100HAN:/etc/xdg/lxsession/LXDE$ sudo reboot 

タッチパネルの有効化

タッチパネルを有効にするには、新しいカーネルを使う必要があります。wget で、http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/ からダウンロードします。参考資料 [2] では、v4.3-rc5-unstable をインストールしていますが、それより新しいバージョンが利用可能です。いくつか確認した結果、v4.4.15 をインストールすることにしました(実際には 4.3 から順に確認を進めました。バージョン 4.5 の確認として v4.5.7-yakkety をインストールしたところ、Ubuntu が起動しなくなり、結局インストール作業は最初からやり直しになってしまいました)。

bitwalk@T100HAN:~/ダウンロード/v4.4.15$ uname -r
3.13.0-92-generic
bitwalk@T100HAN:~/ダウンロード/v4.4.15$ wget http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/v4.4.15/linux-headers-4.4.15-040415-generic_4.4.15-040415.201607111333_amd64.deb
--2016-07-17 20:16:30--  http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/v4.4.15/linux-headers-4.4.15-040415-generic_4.4.15-040415.201607111333_amd64.deb
kernel.
ubuntu.com (kernel.ubuntu.com) をDNSに問いあわせています... 91.189.94.216
kernel.ubuntu.com (kernel.ubuntu.com)|91.189.94.216|:80 に接続しています... 接続しました。
HTTP による接続要求を送信しました、応答を待っています... 200 OK
長さ: 748768 (731K) [application/x-debian-package]
`linux-headers-4.4.15-040415-generic_4.4.15-040415.201607111333_amd64.deb' に保存中

100%[======================================>] 748,768      517KB/s   時間 1.4s 

2016-07-17 20:16:32 (517 KB/s) - `linux-headers-4.4.15-040415-generic_4.4.15-040415.201607111333_amd64.deb' へ保存完了 [748768/748768]

bitwalk@T100HAN:~/ダウンロード/v4.4.15$ wget http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/v4.4.15/linux-headers-4.4.15-040415_4.4.15-040415.201607111333_all.deb
--2016-07-17 20:16:55--  http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/v4.4.15/linux-headers-4.4.15-040415_4.4.15-040415.201607111333_all.deb
kernel.ubuntu.com (kernel.ubuntu.com) をDNSに問いあわせています... 91.189.94.216
kernel.ubuntu.com (kernel.ubuntu.com)|91.189.94.216|:80 に接続しています... 接続しました。
HTTP による接続要求を送信しました、応答を待っています... 200 OK
長さ: 9755644 (9.3M) [application/x-debian-package]
`linux-headers-4.4.15-040415_4.4.15-040415.201607111333_all.deb' に保存中

100%[======================================>] 9,755,644    880KB/s   時間 16s  

2016-07-17 20:17:11 (607 KB/s) - `linux-headers-4.4.15-040415_4.4.15-040415.201607111333_all.deb' へ保存完了 [9755644/9755644]

bitwalk@T100HAN:~/ダウンロード/v4.4.15$ wget http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/v4.4.15/linux-image-4.4.15-040415-generic_4.4.15-040415.201607111333_amd64.deb
--2016-07-17 20:18:07--  http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/v4.4.15/linux-image-4.4.15-040415-generic_4.4.15-040415.201607111333_amd64.deb
kernel.ubuntu.com (kernel.ubuntu.com) をDNSに問いあわせています... 91.189.94.216
kernel.ubuntu.com (kernel.ubuntu.com)|91.189.94.216|:80 に接続しています... 接続しました。
HTTP による接続要求を送信しました、応答を待っています... 200 OK
長さ: 55860330 (53M) [application/x-debian-package]
`linux-image-4.4.15-040415-generic_4.4.15-040415.201607111333_amd64.deb' に保存中

100%[======================================>] 55,860,330   871KB/s   時間 52s  

2016-07-17 20:19:00 (1.02 MB/s) - `linux-image-4.4.15-040415-generic_4.4.15-040415.201607111333_amd64.deb' へ保存完了 [55860330/55860330]

ダウンロードした新しいカーネル関連のパッケージをインストールします。インストール時のメッセージにエラーが多いのが気になりますが気になっても何もできません。インストール後、再起動します。

bitwalk@T100HAN:~/ダウンロード/v4.4.15$ sudo dpkg -i linux-headers-4.4*.deb linux-image-4.4*.deb
[sudo] password for bitwalk: 
以前に未選択のパッケージ linux-headers-4.4.15-040415-generic を選択しています。
(データベースを読み込んでいます ... 現在 204500 個のファイルとディレクトリがインストールされています。)
linux-headers-4.4.15-040415-generic_4.4.15-040415.201607111333_amd64.deb を展開する準備をしています ...
linux-headers-4.4.15-040415-generic (4.4.15-040415.201607111333) を展開しています...
以前に未選択のパッケージ linux-headers-4.4.15-040415 を選択しています。
linux-headers-4.4.15-040415_4.4.15-040415.201607111333_all.deb を展開する準備をしています ...
linux-headers-4.4.15-040415 (4.4.15-040415.201607111333) を展開しています...
以前に未選択のパッケージ linux-image-4.4.15-040415-generic を選択しています。
linux-image-4.4.15-040415-generic_4.4.15-040415.201607111333_amd64.deb を展開する準備をしています ...
Done.
linux-image-4.4.15-040415-generic (4.4.15-040415.201607111333) を展開しています...
linux-headers-4.4.15-040415 (4.4.15-040415.201607111333) を設定しています ...
linux-image-4.4.15-040415-generic (4.4.15-040415.201607111333) を設定しています ...
Running depmod.
update-initramfs: deferring update (hook will be called later)
Examining /etc/kernel/postinst.d.
run-parts: executing /etc/kernel/postinst.d/apt-auto-removal 4.4.15-040415-generic /boot/vmlinuz-4.4.15-040415-generic
run-parts: executing /etc/kernel/postinst.d/initramfs-tools 4.4.15-040415-generic /boot/vmlinuz-4.4.15-040415-generic
update-initramfs: Generating /boot/initrd.img-4.4.15-040415-generic
run-parts: executing /etc/kernel/postinst.d/pm-utils 4.4.15-040415-generic /boot/vmlinuz-4.4.15-040415-generic
run-parts: executing /etc/kernel/postinst.d/update-notifier 4.4.15-040415-generic /boot/vmlinuz-4.4.15-040415-generic
run-parts: executing /etc/kernel/postinst.d/zz-update-grub 4.4.15-040415-generic /boot/vmlinuz-4.4.15-040415-generic
Generating grub configuration file ...
  /dev/mmcblk0rpmb: read failed after 0 of 4096 at 4128768: Input/output error
  /dev/mmcblk0rpmb: read failed after 0 of 4096 at 4186112: Input/output error
  /dev/mmcblk0rpmb: read failed after 0 of 4096 at 0: Input/output error
...
...
  /dev/mmcblk0rpmb: read failed after 0 of 4096 at 4096: Input/output error
Linux イメージを見つけました: /boot/vmlinuz-4.4.15-040415-generic
Found initrd image: /boot/initrd.img-4.4.15-040415-generic
Linux イメージを見つけました: /boot/vmlinuz-3.13.0-92-generic
Found initrd image: /boot/initrd.img-3.13.0-92-generic
Linux イメージを見つけました: /boot/vmlinuz-3.13.0-24-generic
Found initrd image: /boot/initrd.img-3.13.0-24-generic
  /dev/mmcblk0rpmb: read failed after 0 of 4096 at 4128768: Input/output error
...
...
  /dev/mmcblk0rpmb: read failed after 0 of 4096 at 4096: 入力/出力エラーです
Adding boot menu entry for EFI firmware configuration
完了
linux-headers-4.4.15-040415-generic (4.4.15-040415.201607111333) を設定しています ...
bitwalk@T100HAN:~/ダウンロード/v4.4.15$ sudo reboot

再起動後、念の為カーネルのバージョンを確認します。

bitwalk@T100HAN:~$ uname -r
4.4.15-040415-generic

タッチパネルは利用可能になりましたが、画面を(反時計回り 90 度)回転させていますので、それに合わせてタッチパネルの座標も合わせる必要があります。xinput コマンドでポインタデバイスを調べて、青字の部分のポインタの座標を回転させます。

bitwalk@T100HAN:~$ xinput --list
⎡ Virtual core pointer                     id=2 [master pointer  (3)]
⎜   ↳ Virtual core XTEST pointer               id=4 [slave  pointer  (2)]
⎜   ↳ Logitech USB Receiver                    id=10 [slave  pointer  (2)]
⎜   ↳ Logitech USB Receiver                    id=11 [slave  pointer  (2)]
⎜   ↳ ASUS Tech Inc. ASUS HID Device           id=13 [slave  pointer  (2)]
⎜   ↳ ASUS Tech Inc. ASUS HID Device           id=14 [slave  pointer  (2)]
⎜   ↳ SIS0457:00 0457:113D                     id=15 [slave  pointer  (2)]
⎣ Virtual core keyboard                    id=3 [master keyboard (2)]
    ↳ Virtual core XTEST keyboard              id=5 [slave  keyboard (3)]
    ↳ Power Button                             id=6 [slave  keyboard (3)]
    ↳ Video Bus                                id=7 [slave  keyboard (3)]
    ↳ Power Button                             id=8 [slave  keyboard (3)]
    ↳ Sleep Button                             id=9 [slave  keyboard (3)]
    ↳ ASUS Tech Inc. ASUS HID Device           id=12 [slave  keyboard (3)]
    ↳ Asus WMI hotkeys                         id=16 [slave  keyboard (3)]
bitwalk@T100HAN:~$ xinput set-prop 'SIS0457:00 0457:113D' 'Coordinate Transformation Matrix' 0 -1 1 1 0 0 0 0 1

ちなみに赤字の部分は 3 x 3 の回転行列です。

このコマンドを毎回実行しなくも済むように、自動起動するアプリケーションに設定しておきます。端末エミュレータ上で次のようにタイプすると GUI が起動されますので、コマンドを登録しておきます。

bitwalk@T100HAN:~$ gnome-session-properties

これでタッチパネルの操作ができるようになりました。

まとめ

Ubuntu でタッチパネルをなんとか使えるようにはなりましたが、内蔵 WiFi、Buletooth、サウンド、そして2つのカメラを利用できません。つまりタッチパネル以外はほとんど対応できていない状況です。加速度センサが内蔵されているわけですから、タッチパネルを向きに応じて自動的に縦横切り替わるようにもしたいものです。

内臓の WiFi が使えないので、ネットワーク環境で使うには下記の写真のような状態が最小構成になります。なんだか格好が悪いです。

2 in 1 PC ではありませんが、HP Stream 11 では、難なく Fedora をインストールでき、WiFi、Bluetooth、サウンド全て問題なく動作しています [3]。もちろん、チップが異なれば同じように利用できると限らないのは当然ですが、そもそも今回は最新の Fedora を試せていない、ということが悔やまれます。

何回かに一回は Fedora のインストーラが起動し、その時にはインストールも一見正常に行うことができるので、もう少し対処する余地がありそうです。インストーラ起動の再現性の悪いことにも納得が出来ません。調べることができればいいのですが…。今回の三連休の週末では時間切れですが、目処が立てば来月の盆休みに再挑戦してみようと思います。出来なくとも Fedora 25 がリリースされる年末年始にまたトライです。

なぜ機能を犠牲にしてまで Linux を使うことにこだわるのかって思われる方もいるでしょう。長年使っているので Linux を使いたいというのは表向きの理由なのですが、Linux をとにかくいろいろな PC にインストールをして遊んでみたいという動機が根底にあります。ですので、これは趣味なのです、いやビョーキなのかもしれません。格安 PC がこんなに出回る世の中になったので、そんなに大きな出費をしなくとも存分に楽しめています。

参考サイト

  1. bitWalk's: プライムデー 2016 と ASUS TransBook T100HA
  2. Asus T100HAにUbuntuをぶちこんでみる! - LANケーブルは100mしか繋がない
  3. bitWalk's: HP Stream 11 と Fedora 24(アルファ版)

 

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2016-07-13

プライムデー 2016 と ASUS TransBook T100HA

Amazon.co.jp が 1 日限りの Amazon プライム会員向けセール「プライムデー 2016」を 7 月 12 日に開催しました[1]。値段の誘惑に負けて ASUS ノートブック TransBook T100HA を買ってしまいました。¥48,259 のところ、特選タイムセールで ¥9,459 割引の ¥38,800 でした。

このところ、自宅で使う PC については会社の PC の性能と競うことを諦め…、と言うより、仕事では Xeon を搭載している化け物みたいなサーバを扱うようになったので、デスクトップ PC の性能をあれこれ考えるのは虚しくなってしまいました。もとい、自宅用には格安 PC に Linux をインストールして使っていますが、さすがに買いすぎの感があります。昨年 ASUS X200MA (Fedora) を購入、今年になって ASUS EeeBook X205TA(現在のところ Windows 10)に HP Stream 11 (Fedora) と格安 PC のオンパレードです。

一方で、今年の 4 月末にインテルがスマートフォンやタブレット向け SoC (System on Chip) の製品投入予定をキャンセルするというニュースが流れました。今後、格安の Windows PC は発売されなくなり、(Chrome Book を含む)Android などの端末と Windows PC との棲み分けがはっきりしてくるようになるのでしょう [2]

そういうこともあり、既に購入している格安 PC に満足しつつも、最後の Atom x5 系のプロセッサになりそうな Atom x5-Z8500 が搭載されている ASUS の TransBook T100HA にとても興味があったのでした。しかし Amazon.co.jp 限定 4GB の DRAM 搭載品は 5 万円近くするので、性能と価格とのバランスが今一つと買う決心がつかず、結局のところ見送りのつもりでした。それに ARM 系プロセッサを搭載した Chrome Book に Linux ディストリビューションをインストールする時期が来たと、興味の対象を変えようともしていました。

ですが、前述のとおり、魅力的な値段に負けて購入してしまったのでした。ARM 系 Linux への挑戦は後回しです。

Linux (Fedora 24) をインストールすることが当面の目標です。うまくいったら、あらためて紹介します。

参考サイト

  1. Amazon最大、1日限りのビッグセール「プライムデー 2016」|アマゾンジャパン合同会社のプレスリリース
  2. 鈴木淳也の「Windowsフロントライン」:Atomに見切りを付けたIntel 安価なWindowsタブレットは存続の危機か? (1/2) - ITmedia PC USER (2016/05/11)
  3. Asus T100HAにUbuntuをぶちこんでみる! - LANケーブルは100mしか繋がない

 

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2016-07-11

Visual Studio Code v1.3.0

Visual Studio Code (VS Code) はオープンソースのソースコードエディタです。マイクロソフトにより開発され、Windows, Linux, OS X 上で動作します。その最新安定版 v1.3.0 が、7/7 にリリースされました。今回加えられた変更は多岐にわたるそうですので、その概略は参考サイト [1] を参照してください。Windows 版に関しては、多くのサイトで扱われていますので、ここでは Linux 版について触れることにします。

使用した環境は以下の通りです。

  • OS: Fedora 24 (x86_64)
  • デスクトップ: GNOME3
  • MS Code: code-1.3.0-1467909982.el7.x86_64.rpm

参考サイト [3] から .rpm のファイルをダウンロードしてターミナルエミュレータを起動して、dnf コマンドでインストールします。

$ cd ダウンロード
$ ls code*
code-1.3.0-1467909982.el7.x86_64.rpm
$ su
パスワード:
# dnf update code-1.3.0-1467909982.el7.x86_64.rpm
メタデータの期限切れの確認は、0:24:18 時間前の Mon Jul 11 19:09:34 2016 に実施しました。
依存性が解決されました。
================================================================================
 Package    アーキテクチャ
                         バージョン                    リポジトリ          容量
================================================================================
アップグレード:
 code       x86_64       1.3.0-1467909982.el7          @commandline        46 M

トランザクションの要約
================================================================================
アップグレード  1 パッケージ

合計容量: 46 M
これでいいですか? [y/N]: y
パッケージをダウンロードしています:
トランザクションの確認を実行中...
トランザクションの確認に成功しました。
トランザクションのテストを実行中...
トランザクションのテストに成功しました。
トランザクションを実行中...
  アップグレード: code-1.3.0-1467909982.el7.x86_64                          1/2 
  整理中        : code-1.0.0-1460557031.x86_64                              2/2 
  検証中        : code-1.3.0-1467909982.el7.x86_64                          1/2 
  検証中        : code-1.0.0-1460557031.x86_64                              2/2 

アップグレード済み:
  code.x86_64 1.3.0-1467909982.el7                                              

完了しました!
# exit
exit
$ 

「アクティビティ」から「アプリケーションを開く」を選んで、Visual Studio Code のアイコンをクリックして起動します。が、残念ながら起動に失敗しました。理由は /usr/share/applications/code.desktop に記載されている内容に誤りがあることでした。

/usr/share/applications/code.desktop を root 権限で vim などのテキストエディタで開き、Exec=/usr/share/code/code %U の行を以下のように Exec=/usr/share/code/bin/code %U に訂正します。

$ rpm -ql code | grep desktop
/usr/share/applications/code.desktop
$ su
パスワード:
# vi /usr/share/applications/code.desktop
[Desktop Entry]
Name=Visual Studio Code
Comment=Code Editing. Redefined.
GenericName=Text Editor
Exec=/usr/share/code/bin/code %U
Icon=code
Type=Application
StartupNotify=true
StartupWMClass=Code
Categories=Utility;TextEditor;Development;IDE;
MimeType=text/plain;
Actions=new-window;
Keywords=vscode;

[Desktop Action new-window]
Name=New Window
Name[de]=Neues Fenster
Name[es]=Nueva ventana
Name[fr]=Nouvelle fenêtre
Name[it]=Nuova finestra
Name[ja]=新規ウインドウ
Name[ko]=새 창
Name[ru]=Новое окно
-- INSERT --
:wq
# exit
exit
$ 

メニューから「編集」→Extensions を選ぶと、利用可能なエクステンションのリストが表示されます。ご興味があれば、お好みのプログラミング言語のエクステンションをインストールして試してみてください。

参考サイト

  1. 「Visual Studio Code」v1.3.0、タブが追加されドラッグでの並べ替えも可能に - 窓の杜
  2. Microsoft Virtual Academy のご紹介
  3. Download Visual Studio Code - Mac OS X, Linux, Windows
  4. 特集:Visual Studio Code早分かりガイド:Visual Studio Codeの使い方、基本の「キ」 (1/5) - @IT

 

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2016-06-27

Linux Standard Base (LSB) とはなにか (2)

LSB, Linux Standard Base とは、Linux の各ディストリビューションが備えるべき最低限の機能のセットを定めた標準仕様のことです [1]。以前 LSB について判りやすく取りまとめようと、「〜 はじめに」と称してほんのさわりを書き出したのですが、そのままなかば放置されてしまっていました [2]

Wikipedia に説明されていることは判るのですが [3]、具体的にまとめていこうと LSB のサイトを眺めても、どこから手を付けていけばよいかアイデアが出てきませんでした [4]。しかし、参考サイト [5] からアプリケーションが LSB に準拠しているかどうかをチェックするツール (lsb-app-checker) がダウンロードできるようになっているので、まずはどんなものか使ってみることにしました。LSB の specification(規格)のドキュメントも同じサイトからダウンロードできますが、おいおい見てみることにしましょう。

使用した環境は以下のとおりです。

  • PC: ASUS X200MA-B-BLUE
  • CPU: Celeron N2830
  • DRAM: 4GB
  • HDD: 500GB
  • OS: Fedora 24 (x86_64)

まず、参考サイト [5] から、sb-app-checker-local-5.0.0-3.x86_64.tar.gz をダウンロードして、展開します。

$ tar xvf lsb-app-checker-local-5.0.0-3.x86_64.tar.gz
./
./lsb-app-checker/
./lsb-app-checker/dbdata/
./lsb-app-checker/dbdata/IIndex_x86-64.gz
...
...

展開したファイルから lsb-app-checker/README を読むと、このプログラムを実行するには Perl が、RPM パッケージファイルをテストするには rpm2cpio が必要だとあります。dnf search コマンドで調べると、perl-Archive-RPM.noarch がヒットします。RPM パッケージファイルのテストがいつ必要になるかわからないので、とりあえずインストールしておきます。

$ dnf search rpm2cpio
google-chrome                                   1.5 kB/s | 3.4 kB     00:02    
Fedora 24 - x86_64                              7.0 MB/s |  47 MB     00:06    
Fedora 24 - x86_64 - Updates                    6.1 MB/s | 5.3 MB     00:00    
メタデータの期限切れの確認は、0:00:04 時間前の Sun Jun 26 16:48:25 2016 に実施しました。
================================ 一致: rpm2cpio ================================
perl-Archive-RPM.noarch : Work with a RPM

root ユーザになってインストールします。

$ su
パスワード:
# dnf install perl-Archive-RPM.noarch
メタデータの期限切れの確認は、0:26:53 時間前の Sun Jun 26 16:23:22 2016 に実施しました。
依存性が解決されました。
================================================================================
 Package                                  アーキテクチャ
                                                 バージョン        リポジトリ
                                                                           容量
================================================================================
インストール:
 perl-Archive-RPM                         noarch 0.07-12.fc24      fedora  24 k
 perl-B-Hooks-EndOfScope                  noarch 0.20-1.fc24       fedora  40 k
 perl-Carp-Clan                           noarch 6.04-21.fc24      fedora  30 k
...
...
 perl-namespace-clean                     noarch 0.26-2.fc24       fedora  35 k
 perltidy                                 noarch 20160302-1.fc24   fedora 400 k

トランザクションの要約
================================================================================
インストール  46 パッケージ

総ダウンロード容量: 3.1 M
インストールされる容量: 7.5 M
これでいいですか? [y/N]: y
パッケージをダウンロードしています:
(1/46): perl-Archive-RPM-0.07-12.fc24.noarch.rp 232 kB/s |  24 kB     00:00    
(2/46): perl-MooseX-AttributeHelpers-0.25-1.fc2 899 kB/s | 131 kB     00:00    
...
...

インストール済み:
  perl-Archive-RPM.noarch 0.07-12.fc24                                          
  perl-B-Hooks-EndOfScope.noarch 0.20-1.fc24                                    
...
...

完了しました!
#

ディレクトリを bin へ移し、app-checker-start.pl を実行してみます。このツールは Web アプリケーションで、ポートを指定しないで実行すると使用可能なポートを選択してくれるようです。この例では 8889 が選択されます。

# cd ./lsb-app-checker/bin/
# ls
app-checker-start.pl  lsbappchk        lsbappchk.pl  lsbpkgchk
app-checker-stop.pl   lsbappchk-sh.pl  lsbappchk.py
# ./app-checker-start.pl
    The port '8889' will be used by the AppChecker web-UI server.
    If you want to change this, run ./app-checker-start.pl 

    Server started. Log file location:
    /home/bitwalk/ダウンロード/lsb-app-checker/log/app-checker-server.log.8889

    The start page should be opened in a browser shortly.
    If it doesn't open, you can load it at http://notepc:8889/

デフォルトのインターネットブラウザである Firefox が起動し、http://127.0.0.1:8889/ が表示されます。

Application Check のリンクをクリックします。

例として、Name のエントリに、'Fedora 24 bin' などと入力して、'Select Application Components...' のボタンをクリックします。

例として /opt 選択して 'finish' ボタンをクリックします。

'Run the Test' ボタンをクリックして待つこと…、残念ながら、この環境は貧弱すぎるのか、固まってしまって、更にしばらくどうしようか思案しているとログアウトしてしまいました。

繰り返すこと数回。ようやくこんな画面が出てきました。

この画面から LSB 5.0 に準拠している Linux ディストリビューションはまだ存在しない、ということだけは判りました。

とにかく、テストを実行すると負荷が掛かり過ぎるようです。もう少しパワフルなテスト環境を用意することを検討した方が良さそうです。次回は LSB について、もっと真面目にまとめてみます。

参考サイト

  1. LSBとは|Linux Standard Base - 意味/定義 : IT用語辞典
  2. bitWalk's: Linux Standard Base (LSB) とはなにか 〜 はじめに (2016/01/02)
  3. Linux Standard Base - Wikipedia
  4. Linux Standard Base (LSB)
  5. Download

 

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