2016-05-02

インテル、スマホ向けSoC「SoFIA / Broxton」の計画キャンセルを発表 | GGSOKU - ガジェット速報

AnandTech 社によると、Intel 社はモバイルデバイス向け SoC 市場と一旦距離を置き、今後はデータセンターや IoTFPGA および 5G 通信事業などに注力するよう方針を転換したとのことです [1]

これによって Atom x3 シリーズとして提供されているスマートフォン向け SoC SoFIA およびその後継シリーズ Broxton の計画が完全にキャンセルされたことも公式に明らかにされました。

最近、Intel 社の大規模なリストラの計画が明らかになりましたが [2]、構造改革をして人を減らす分、業容を削る部分が出てくることは当然です。

要するに Atom プロセッサでは、低消費電力を必要とする組込分野では ARM 陣営に対して十分な競争力を発揮できなかったので、インテルは Atom に関連する開発計画を取り止めて本来の得意なサーバ分野に注力するということらしいです。

最近、格安 PC に Linux をインストールして、非力な CPU とその少ないリソースをとことん使い尽くすことを、本ブログのひとつのテーマにしようと画策していましたが、少々計画の変更が必要かもしれません。

右にあるように、HP Stream 11 に Fedora をインストールして、あちこち持ち歩いて使うようになりました。これはこれで良いとしても、いよいよ ARM 系プロセッサに対して Linux をインストールすることにもっと真剣に挑戦する方が良さそうです。

既に Raspberry Pi などで Linux が利用できますが、私の興味は ARM 系プロセッサをパソコン的な用途に使うことにあります。PC の OS では Microsoft Windows が支配的で、その Windows が Intel の x86 系アーキテクチャのみをサポートしている状況では、ARM 系プロセッサが搭載されている PC は限られます。廉価なところでは一部の Chromebook ぐらいです。Amazon.jp で見る限り、Chromebook においても Intel の CPU を搭載しているものが主流ですが、僅かに Samsung Exynos 5250 を搭載しているものも存在しています。この CPU は Cortex-A15 アーキテクチャです。

ARM 系プロセッサを搭載した Chromebook がもっと増えてくることを願いながら、Linux をどうやってインストールするかを調べることから始めます。

追記 (2016/05/04):参考サイト [3] に求めていた情報がありそうです。

参考サイト

  1. インテル、スマホ向けSoC「SoFIA / Broxton」の計画キャンセルを発表 | GGSOKU - ガジェット速報 (2016/05/01)
  2. Intel、最大11%を削減するリストラ計画発表、3月期決算は増収増益 | マイナビニュース (2016/04/20)
  3. ARM Chromebook で Linux を色々と遊んでみよう

 

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