Fedora 22 がリリースされましたので、2 月に長期出張の前に慌てて購入したノート PC、ASUS X200MA [1] にインストールすることにトライしました。
まず Fedora 22 の ISO イメージを [2] からダウンロードして、[3] の Rufus を使って Windows 8.1 上で、起動可能な USB メモリのイメージを作成しました。これは、Fedora 用に使用しているメインのデスクトップ PC が古く、UEFI のブート用メディアを作成できなかったためです。あとは、[4] に従って 注)BIOS などの設定をして起動してみたのですが…、残念ながらインストーラの UI が起動するところまで進みませんでした。
注) ただし、DVD ドライブと記載されている部分を USB メモリに読み替えました。
インストーラが止まったところのスクリーンを書き留めておきました。
... [ OK ] Mounted Configuration File System. [ OK ] Started Show Plymouth Boot System. [ OK ] Reached target Paths. [ OK ] Reached target Basic System. [ 206.342765] dracut-initqueue[381]: Warning: Could not boot. [ 206.417323] dracut-initqueue[381]: Warning: /dev/disk/by-label/Fedora-Live-WS-x86_64-22-3 does not exist [ 206.419888] dracut-initqueue[381]: Warning: /dev/mapper/live-rw does not exist Starting Dracut Emergency Shell... Warning: /dev/disk/by-label/Fedora-Live-WS-x86_64-22-3 does not exist Warning: /dev/mapper/live-rw does not exist Generating "/run/initramfs/rdsosreport.txt" Entering emergency mode. Exit the shell to continue. Type "journalctl" to view system logs. You might want to save "/run/initramfs/rdsosreport.txt" to a USB stick or /boot after mounting then and attach it to a bug report. dracut:/# _
こういう不具合は自力で解決できないので、Fedora 22 の ASUS X200MA へのインストールは諦めるしかありませんでした。しかし、Ubuntu をインストールした事例が [4] にあるわけですから、思い切って Ubuntu を試してみることにしました。[4] の記事では Ubuntu 14.04 LTS のインストールを扱っていましたので、自分のノート PC には 15.04 を試してみました [6]。
前述と同じように Rufus を使って Ubuntu の ISO イメージを USB メモリにコピーして [4] に従って試したところ、実にあっさりとインストールができてしまいました。Ubuntu のインストール方法については、紹介されているサイトが多いので割愛します。
Linux については 20 年近く、Red Hat 系のディストリビューションを使ってきましたが、Debian 系の人気ディストリビューションである Ubuntu を知る良い機会かもしれません。
とにかく Windows は嫌いです。Windows 8.1 の UI は使っているうちに慣れてきましたが、バックグラウンドでいつも何かが動いていて、ただでさえ非力な CPU がますます遅くなります。しばらくするとアップデートの確認などのメッセージが次々と出て来てうんざりです。Linux であってもバックグラウンドでジョブは動いていますが、程度の差はあきらかです。要するにプリインストールされた Windows PC を適切にチューニングせずに使うと、不要なアプリケーションもたくさんインストールされているので、それが煩わしいだけなのかもしれません。ワークステーション的な用途では、自分の操作することに OS が優先的に対応してくれないとストレスは溜まるばかりです。
同じ Linux でも、純オープンソースの Fedora よりは、デバイスドライバの対応などは格段に充実しているという印象を勝手に抱いている Ubuntu ですが、果たして最近のノート PC での使い心地がいかがなものか、期待をして使ってみようと思います。それに、今更ですが deb パッケージの仕組みも学習しようかな。