DNF は、Fedora 22 より正式に Yum から置き換わることが予定されているパッケージマネージャで、Fedora 18 の頃から利用ができるようにはなっていました。この DNF は、Yum 3.4 からフォークされたプロジェクトです。DNF の名称は、明確にどの略か明記されていませんが、Dandified Yum とも呼ばれていることから、Dandified から 3 文字を取ったものと思われます。ちなみに、Dendified とは日本語でも使う「ダンディ」に由来する形容詞の一つです。
DNF は、インストールするパッケージの依存関係に、堅固なアルゴリズムと効率的なメモリ消費で解決できるソルバー、libsolv およびその C および Phython ラッパーである hawkey を利用しています。また、DNF では C と Phyton の包括的な API が、文書化も含めて整備されるそうです。
DNF コマンドの書式は以下のようになっています。
dnf [options] <command> [<argument>]
全ての dnf コマンドを調べているわけではありませんが、主要なコマンドは yum と同じに使えるようです。
# dnf install <name_of_package>
# dnf remove <name_of_package>
# dnf update # dnf upgrade
関連サイト
- Features/DNF - FedoraProject
- DNF (software) - Wikipedia, the free encyclopedia
- rpm-software-management/hawkey · GitHub
- openSUSE/libsolv · GitHub