AlmaLinux 8.3 のインストール手順をまとめました。
本記事では説明用のスクリーンショットを取得する都合で、GNOME Boxes の仮想マシン上で下記の iso ファイルをダウンロードしてインストールしています。
- https://repo.almalinux.org/almalinux/8/isos/x86_64/
- AlmaLinux-8.3-x86_64-boot.iso
インストーラーの起動
インストーラーが起動します。
言語とキーボードレイアウトの設定
無事インストーラを起動できると、最初に言語とキーボードのレイアウトを設定する画面になります。
ここでは「日本語」を設定しました。
インストール前の設定
インストール概要の画面が表示されます。
インストール前に必要な設定は下記の11項目ですが、キーボードと言語サポートは設定済みです。また、デフォルトのままで良い場合もあります。ここでは青線を付けている7項目を設定します。
- 地域設定
- キーボード(K)✔
- 言語サポート(L)✔
- 時刻と日付(T)
- ソフトウェア
- インストールソース(I)
- ソフトウェアの選択(S)
- システム
- インストール先(D)
- KDUMP
- ネットワークとホスト名(N)
- セキュリティーポリシー(S)
- ユーザーの設定
- root パスワード(R)
- ユーザーの作成(U)
ネットワークとホスト名
AlmaLinux-8.3-x86_64-boot.iso でインストールする場合、インストールするパッケージをネットワークからダウンロードしますので、最初にネットワークを有効にしておきます。
日付と時刻
タイムゾーンの設定をします。
ここでは日本がある場所をクリック(地域:アジア、都市:東京)して、日本の標準時に設定します。
インストールソース
インストールソースに、ネットワーク上にある AlmaLinux のレポジトリ ミラーサイト(ここでは http://ftp.sakura.ad.jp)のレポジトリ、
https://repos.almalinux.org/almalinux/8.3/BaseOS/x86_64/os/- http://ftp.sakura.ad.jp/almalinux/8.3/BaseOS/x86_64/os/
を入力します。
画面左上の 完了(D) をクリックするとしばらくレポジトリ情報を読み込んでいます。
ソフトウエアの選択
ここでは、「サーバー(GUI 使用)」を選びました。
インストール先
インストール先のデバイスを選択します。ストレージの設定「自動構成(U)」を選択すると、cl (/dev/cl) という論理グループ上に論地ボリュームを割り当てます。ストレージの容量が十分にあれば /(ルート)に 70GB、スワップ領域に(メモリーが十分にあれば)メモリーと同程度、残りが /home(ホーム)になります。
ここでは /var のパーティションを論理ボリュームとして加えたいので、ストレージの設定では「カスタム(C)」を選択します。画面左上の 完了(D) をクリックすると設定画面になります。
手動パーティション設定画面で、まず、ここをクリックすると自動的に作成します(C)。をクリックして、「自動構成(U)」と同じパーティションに設定しておきます。その上で、/home の領域を減らして、その分を /var に割り当てます。
なお、この手動パーティション設定をするには、インストール前に予め、インストール先の論理ボリュームなどのパーティションを全て削除しておく必要があります。
root パスワード
root アカウントのパスワードを設定します。
ユーザーの作成
ログインできるユーザーのアカウントをひとつ作成します。「□ このユーザーを管理者にする(M)」にチェックを入れておくと sudo で root 権限を持つことができるようになります。
インストールの開始
インストールの開始(B) ボタンをクリックしてインストールを開始します。
インストール中
インストールを開始すると、まずネットワークを介してインストールするパッケージのダウンロードが始まります。ダウンロード後にインストールが始まります。
インストールの完了
インストール終了後、画面右下の 再起動(R)ボタンをクリックして再起動します。
インストール後の最初の起動
最初に grub のメニュー画面が表示されます。
初期セットアップ 〜 ライセンス契約
AlmaLinux を使用するには EULA に同意する必要があります。下記、一番目の画面で「License Information」をクリックします。EULA に同意できるのであれば、二番目の画面下「□ ライセンス契約に同意します。(A)」にチェックを入れて同意し、左上の 完了 ボタンをクリックします。最後の画面右下 設定の完了(F) をクリックして終了します。
作成したユーザーアカウントでログイン
ログイン画面が表示されますので、インストール時に作成したユーザーアカウントとパスワードでログインします。
ログイン後の設定を行います。
ログイン後の設定が終わり、今度は初めて使う方へヘルプ画面が表示されます。この画面右上の X をクリックしてウインドウを閉じるとデスクトップ画面があらわれます。
以上でインストールから最初のログインまでの流れの説明は終わりです。
参考サイト
- ja/Manuals/ReleaseNotes/CentOS8.1905 - CentOS Wiki
- 標準的な RHEL インストールの実行 Red Hat Enterprise Linux 8 | Red Hat Customer Portal
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿