2018-03-25

Apache NetBeans 9.0 beta

NetBeans 9.0 が米国時間 3 月 22 日にリリースされたようです。

NetBeans は、もともと、学生プロジェクトとしてチェコのプラハで誕生した統合開発環境ですが、1999 年に Sun Microsystems 社が買収して翌年オープンソース化されました。その後は Sun Microsystems 社を買収した Oracle 社の所有となっていましたが、2016 年に Apache 財団へ寄贈されました。

現在は、同財団の正式プロジェクトを目指した "インキュベーション" の段階にあります。

Java の統合開発環境については Eclipse がポピュラーですが、JavaFX をプログラミングする際に NetBeans を使い始めて以来、Linux、Windows 両方でメインの開発環境になってしまいましたので、個人的には NetBeans のリリース動向に注目しています。

参考サイト

  1. Downloads / Apache NetBeans
  2. 「Apache NetBeans 9.0」がベータ公開 ~Oracleから寄贈後初の正式リリースを目指す - 窓の杜 [2018-2-19]

 

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2018-03-21

Java 10 リリース

Java 10 が米国時間 3 月 20 日付でリリースされました。今後は Java 9 に対するメンテナンスリリースなどが行われなくなります。そのため、Java 9 のユーザーは速やかな Java 10 へのアップグレードが求められます。また JDK 10 は無償でリリースされる Oracle JDK の最後のメジャーリリースでもあります。今年 9 月にリリースされる予定の Java 11 (LTS) 以降は、OpenJDK からバイナリが無償で提供される予定です。

Java のリリース方法の変更が、大きな混乱を引き起こさずに Java の進化を促進してくれることを願っています。

参考サイト

  1. Java SE - Downloads | Oracle Technology Network | Oracle
  2. JDK 10 GA Release [OpenJDK]
  3. Java 10が本日付で正式リリース。ローカル変数の型推論、ガベージコレクタが入れ替え可能、不揮発性メモリ対応など。Java 9は早くもサポート期間終了 - Publickey

 

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2018-03-20

【備忘録】JavaFX Spinner の文字表示を右寄せする

JavaFX の Spinner クラスは、アプリケーションの設定値に使用するような数値の微調整をするウィジェット(UI 部品)として重宝しています。しかし、デフォルトでは数値は左寄せで表示されます。数値なので右寄せに表示したいのですが、いつもやり方を忘れてしまい、しばらく試行錯誤したりインターネット上を探し回ります。

直感的に覚えにくい仕様だ、というのは言い訳に過ぎず、きっと真剣に覚える気が無いせいでしょう。そんな自分の為に備忘録としてごくごく簡単なサンプルを示しておきました。

使用した環境は以下の通りです。

OS
Fedora 27 (x86_64)
Java
java-1.8.0-openjdk-1.8.0.161-5.b14.fc27.x86_64
JavaFX
openjfx-8.0.152-12.b04.fc27.x86_64
IDE
NetBeans IDE Dev (Build 201703170002)

 

下記は、デフォルトと右寄せ表示の Spinner ウィジェットを縦に並べて表示するサンプルです。

リスト:SpinnerTest.java 
package spinnertest;

import javafx.application.Application;
import javafx.geometry.Pos;
import javafx.scene.Scene;
import javafx.scene.control.Spinner;
import javafx.scene.control.SpinnerValueFactory;
import javafx.scene.layout.VBox;
import javafx.stage.Stage;

public class SpinnerTest extends Application {

    @Override
    public void start(Stage primaryStage) {
        VBox root = new VBox();
        Spinner<Integer> spinner1 = new Spinner<>();
        SpinnerValueFactory<Integer> valueFactory1 = new SpinnerValueFactory.IntegerSpinnerValueFactory(1, 10, 5);
        spinner1.setValueFactory(valueFactory1);
        root.getChildren().add(spinner1);

        Spinner<Integer> spinner2 = new Spinner<>();
        SpinnerValueFactory<Integer> valueFactory2 = new SpinnerValueFactory.IntegerSpinnerValueFactory(1, 10, 5);
        spinner2.setValueFactory(valueFactory2);
        spinner2.getEditor().setAlignment(Pos.CENTER_RIGHT);
        root.getChildren().add(spinner2);

        Scene scene = new Scene(root);

        primaryStage.setTitle("Spinner Test");
        primaryStage.setScene(scene);
        primaryStage.show();
    }

    public static void main(String[] args) {
        launch(args);
    }

}

実行例を以下に示します。

SpinnerTest.java の実行例

参考サイト

  1. Spinner (JavaFX 8)

 

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2018-03-15

カシオの「ゲーム電卓」復活 シューティング搭載「SL-880」38年ぶりに - ITmedia NEWS

大昔、 カシオのプログラム電卓 FX-502P で同じようなことをやろうとしていたのを思い出しました。むしろ、記事中の1980 年に発売して人気を集めたゲーム電卓「MG-880」(デジタルインベーダー)が思い出せません。1980 年というと前述の FX-502P を実際に買った時期に近いので、このゲーム電卓には目が向かなかったのかもしれません。

当時は毎年のようにモデルチェンジをするなんてことが無かったので、コツコツ購入資金を貯めるための時間的ゆとりがありました。その分、一途になるあまり、他のモノに目を向ける余裕がなかったのでしょうか。😁

却って、今の方がちょっと遊んでみようかなって気になります。🎮

参考サイト

  1. カシオの「ゲーム電卓」復活 シューティング搭載「SL-880」38年ぶりに - ITmedia NEWS [2018-03-15]

 

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2018-03-08

Linux ディストロ探訪(1)〜 openSUSE 〜

Linux とは本来 Linux カーネルのことを指しています。しかし、カーネルだけでは OS として動作させることはできません。そこで、OS に関連するツールやアプリケーションなどをまとめて、インストールし易く、インストール後にすぐ利用できるような配布形態にしたものを「ディストリビューション(略してディストロ)」と呼んでいます。

本シリーズ記事は、Linux ディストリビューションをピックアップ、仮想マシン(あるいは実機)にインストールして紹介します[不定期]。

openSUSE

openSUSE (/ˌoʊpənˈsuːzə/) は、Novell(現 Micro Focus International plc の一部門)の後援のもと、コミュニティが開発する Linux ディストリビューションです。

元々はドイツの SUSE 社が開発する SUSE Linux でしたが、2003 年に Novell が SUSE を買収した後、100% オープンソースを目指すディストリビューションとして、openSUSE プロジェクトによるコミュニティベースの開発体制に移行しました。名称も SUSE Linux から openSUSE に変更されました。

openSUSE には二種類のリリースがあります。

ひとつは Tumbleweed と呼ばれるローリング・リリースモデルを採用したリリースです。これは、フリー/オープンソースソフトウエアがもたらす最新かつ最大の利益の享受を希望し、少しの不安定性を我慢できる人々に提供することを目的にしています。

もうひとつは、Leap と呼ばれるリリースで、ワークステーションやサーバに対する安定バージョンを希望する人々に対して提供されます。

Wikipedia の openSUSE のページの冒頭の説明を参考にして書き直しました。

SUSE Linux はドイツで多く使われている古くからの Linux ディストリビューションで、パッケージは rpm 形式が採用されている、そんな認識しかありませんでしたが、同じ rpm 形式を採用している Red Hat Linux (→ Fedora) をメインに使ってきたのでなかなか試す機会がありませんでした。名前は openSUSE に変わりましたが、そんなディストリビューションを、本シリーズの第一弾として取り上げました。

全自動なインストールにびっくり

下記サイトから openSUSE Tumbleweed のDVD イメージ openSUSE-Tumbleweed-DVD-x86_64-Snapshot20180225-Media.iso をダウンロードして GNOME Boxes の仮想環境にインストールしてみました。

GNOME Boxes の起動後、[新規]ボタンをクリックして、予めダウンロードしておいた openSUSE の iso ファイルを読み込むと、いきなり「かんたんインストール」の画面が出てきました。とりあえずアカウント名とパスワードを入力して[Enter]キーを押すと…、

GNOME Boxes から新規で openSUSE の iso ファイルを読み込んだ直後

あとは何もすることなく、二回の再起動を経て、10分ぐらいでインストールが終わってしまいました。スクリーンショットをいくつか紹介します。

早速、インストール前に設定したアカウントとパスワードでログインしました。Wikipedia の openSUSE のページを読んでいて、なんとなくデフォルトのデスクトップ環境は KDE だと思っていたのですが、GNOME でした。

あとになって実機にインストールしてみてわかったことですが、実機ではインストール手順がフルオートではなく、いたって普通のインストール方法でした。さらにデスクトップ環境は KDE, GNOME などから選択するようになっていました。

インストール直後のログイン

特に言語設定をするところがなく、インストール中は英語のメッセージだけだったので、予想はしていましたが、ログイン後も英語表示です。普段使っている Fedora の GNOME デスクトップ環境における言語設定の方法とそう違いはないはずです。Activity からインストールされているアプリケーションの一覧を表示させて Settings を選んで言語を設定しました。

Gypper によるパッケージ管理

openSUSE ではパッケージ管理に Zypper と呼ばれるコマンドラインツールを利用します [1]。su で root にログインし、zypper でパッケージをアップデートしました。なお、root のパスワードは、インストール時に設定した自分のアカウントと同じになっています。

実機にもインストールしてみた

あまりに簡単なインストールに驚嘆したので、実機にインストールしてみました。ところが実機へのインストールはフルオートの「かんたんインストール」ではなく、Fedora など他のディストリビューションと同じような設定をしてインストールする方法でした。さらに、インストールは無事終わったものの、grub を正常に起動できませんでした。

error: failure reading sector 0x1f80 from 'hd3'.

しばらく待つと grub のプロンプトが出るのですが、この grub はメッセージによると、openSUSE の前にインストールしていた Ubuntu の grub です。なぜ前のインストール情報が消えていない?と思ったので何回かインストールを繰り返したのですが、この問題は解決できませんでした。これについては解決後に追記する予定です。

最初の探訪で早速つまづいてしまいましたが、今回はこの辺で。

※ 公開した記事であっても、随時、追記や修正を行いますのでご了承ください。

追記

実機への openSUSE のインストールは、おまかせの設定で試してうまくいかなかったので、じっくりインストーラの設定を確認しながら進めてみたところ、前述の問題を解決でき、起動できるようになりました。

openSUSE のインストーラは大変親切な構成になっていて、今回はそれが仇になってしまったようです。openSUSE のインストーラでは、インストール時に存在するであろう Windows の領域との共存や、あるいはインストール時にすでに存在している Linux の情報(ユーザーアカウントやSSH のキー)を活用できるように配慮されているのです。もし、クリーンインストールするための明確な選択肢があれば、今回のケースではここまでインストールに時間が掛からなかったように思います。

実機へのインストールは、ホコリをかぶっていた格安ノートPC、HP Stream 11-r016TU を使いました。デスクトップ環境は KDE を選択しました。2コアの Celeron (N2840) / RAM 2GB / Storage (eMMC) 32GB という非力な PC ですが、KDE のデスクトップの動作はもたつかず、快適に使えています。インストール時に言語を日本語に設定したところ、インストール後にはすぐに Mozc で日本語変換ができるようになっていました。

openSUSE + KDE デスクトップ環境

まとめ

項目 説明
ディストリビューション openSUSE
プロジェクトサイト https://www.opensuse.org/
デスクトップ環境 KDE, Gnome
パッケージ形式 rpm(管理ツール Gypper)
日本語入力 ibus-mozc
特記事項 オペレーティングシステムの設定と構成管理のためのツールである YaST を採用しています。
寸評 はじめて openSUSE をインストールしてみました。仮想環境ではほとんど何も設定せずにインストールができてしまったのに驚き、実機へもインストールしてみました。最初しくじったものの、すこし気をつければ比較的簡単にインストールできてしまいました。インストール後に日本語入力をすぐにできました。
YaST の使い勝手に興味があるので、しばらく評価してみます。
なお、openSUSE は Red Hat の rpm 形式のパッケージを採用していますが、だからといって Red Hat 系のディストリビューションとしては扱われていません。成り立ちが全く異なるからでしょうか。源流をたどると Slackware に行きつきます。長い歴史があるディストリビューションですが、現在の体制で一般ユーザー向けに公開されるようになってまだ数年といったところです。個性があっておもしろそうですが、長く使えるディストリビューションかどうか今後も注目していく必要がありそうです。

openSUSE on HP Stream 11-r016TU

参考サイト

  1. SDB:Zypper の使い方 - openSUSE

 

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2018-03-03

Linux ディストロ探訪 〜 はじめに 〜

Linux とは本来 Linux カーネルのことを指しています。しかし、カーネルだけでは OS として動作させることはできません。そこで、OS に関連するツールやアプリケーションなどをまとめて、インストールし易く、インストール後にすぐ利用できるような配布形態にしたものを「ディストリビューション(略してディストロ)」と呼んでいます。

本シリーズ記事は、Linux ディストリビューションをピックアップ、仮想マシン(あるいは実機)にインストールして紹介します[不定期]。

Linux のディストリビューションはたくさんある

新しい PC に電源を入れると Windows が起動します。使い方はマニュアル化されています。一定のトレーニングを受ければ誰でも使えます。Windows が使えれば会社の業務で活用できます。プライベートを含めたコミュニケーションツールとしての主役の座はスマホに奪われてしまった感がありますが、それでも Windows はオフィスになくてはならないツールとしてすっかり定着しています。

Linux はそんな Windows と比べれば対極にある OS と言えます。

デスクトップあるいはノート PC で Linux を使おうとすれば、多くの場合は自分でインストールしなければなりません。使い方は…たいてい文書化はされていますが、ディストリビューションによって内容が異なります。Linux のトレーニングを受ける機会はありますが、大抵はデスクトップ用途ではありません。Linux が使えても会社の業務に活用できるとは限りません。Linux はオフィス用途にはまだまだ普及していない OS なのです。

フリーな OS である Linux は自由です。自由である結果、Linux は多様性に富んでいます。そのため、同じ Linux であっても同じユーザーエクスペリエンスをかならずしも得られません。それはデスクトップ用途で Linux を使う場合に顕著です。

Linux のディストリビューションを日米の Wikipedia でみると、開発中(活動中)のディストリビューションをちょっとピックアップするだけで下記のようにずらずらと出てきます。長年 Linux を使っていると、当然のことながらお気に入りのディストリビューションばかりを使うようになります。そうすると Linux とはこのような OS である、と思い込んでしまっていることが多くなるでしょう。他のディストリビューションを試してみれば、きっと、いろいろ新たな発見がありそうです。

非力なノート PC でさえ仮想環境を比較的安定して利用できますし、ちょっと古くなったノート PC がいくつか埃をかぶってしまっています。これらを利用していろいろある Linux を試してみたくなりました。今後、今どきの Linux を試してみては紹介記事を書いていきたいと考えています。

参考サイト

  1. Linux distribution - Wikipedia

 

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