2024-08-28

CentOS Stream 10 情報 (3)

CentOS Stream は、継続的に提供される Red Hat® Enterprise Linux (RHEL) のディストリビューション・アップストリームを、オープンソース・コミュニティのメンバーが Red Hat の開発者と連携して開発、テスト、貢献することができる、Linux® ディストリビューションです。

Red Hat は Red Hat Enterprise Linux ソースコードを CentOS Stream 開発プラットフォームで開発してから、新しい Red Hat Enterprise Linux バージョンをリリースします。Red Hat Enterprise Linux 9 は、CentOS Stream 内で構築された最初のメジャーリリースです。

参考サイト [1] より引用

来年は Red Hat Enterprise Linux 10 がリリースされると予想されますが、その開発版である CentOS Stream の開発が始まっています。まだ正式な CentOS Stream 10 のリリース前ですが、開発版の iso ファイルがダウンロードできます。

CentOS Stream 10(プレリリース版)の入手先

現時点での CentOS Stream 10 開発版の iso ファイルをダウンロードして、仮想環境 (GNOME Boxes) にインストールしてみました。実際のところ、ときどき iso ファイルをダウンロードしてインストールを試していたのですが、しばらくの間はインストールに成功していませんでした。

CentOS-Stream-10-20240826.0-x86_64-dvd1.iso をインストール直後のログイン時のデスクトップ画面

CentOS Stream 10 (CentOS-Stream-10-20240826.0-x86_64-dvd1.iso) の構成は以下のようになっていました。

Linux kernel
kernel-6.11.0-0.rc4.20.el10.x86_64
GNOME
gnome-shell-47~alpha-4.el10.x86_64

前回確認したとき [6] より、カーネル、GNOME 共に新しいバージョンになっています。

正確にいつからそうなったかは判らないのですが、パッケージのリポジトリが有効になっていました。これで毎回 iso イメージをダウンロードしなくとも、ネットワークを通してアップデートできそうです。ただし、インストーラが変更される可能性があると考えているので、ときどき iso ファイルをダウンロードしてインストーラを確認する必要はありそうです。

気づいたこととして、python コマンドが python 3 系を指すように変更されたようです。

bitwalk@centos:~$ python -V
Python 3.12.5
bitwalk@centos:~$ 

参考サイト

  1. CentOS Stream とは | Red Hat
  2. Red Hat、RHELからLibreOfficeパッケージを削除へ、今後はFlatpakで対応 | gihyo.jp [2023-06-08]
  3. Red Hat Enterprise Linux 10 での Wayland および Xorg サーバーに関する方針 [2023-11-27]
  4. Red Hat Evaluating x86-64-v3 Requirement For RHEL 10 - Phoronix [2024-01-03]
  5. bitWalk's: CentOS Stream 10 情報 (1) [2024-05-26]
  6. bitWalk's: CentOS Stream 10 情報 (2) [2024-06-27]

 

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