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2018-02-12

PowerShell on Linux であそぶ(1)

Microsoft 社がオープンソース化したコマンドラインツール PowerShell 6 は、Windows 用だけでなく Linux や OS X にも移植されています。

2003 年に新世代のシェルとして登場した Monad が PowerShell になり、Windows 7 以降は標準で搭載されるようになりました。しかしコマンドプロンプト cmd.exe が廃止されなかったこと、また PowerShell でないとできないという課題に直面しなかったことから、今や業務でしか Windows を使わなくなってしまった自分の PowerShell 習熟度は、使いこなせるレベルからは程遠い状態です。

しかし、Linux でも PowerShell が利用できるようになったこの機に、Linux における PowerShell の利用価値を探るために、PowerShell を Linux 上で学習しながら使ってみるというのは悪くないテーマです。早速、近所の丸善で Windows PowerShell 5 の参考書 [1]を買いました。

というわけで、しばらく Linux 上で PowerShell を使って学習しながら遊んでみようと思います。なお、PowerShell を Linux へインストールする方法は、参考サイト [2] を参考にしてください。

PowerShell 起動用アイコンをデスクトップに作成

最初に PowerShell を使いやすい環境に整えます。デスクトップ上に下図左側のアイコン群にあるような PowerShell アイコンを用意して、ダブルクリックすると端末エミュレータが開いて PowerShell が起動するようにします。

デスクトップ上のアイコンをダブルクリックして PowerShell を起動した例

動作環境は次の通りです。

  • OS: Fedora 27 (x86_64)
  • Desktop: Cinnamon 3.6
    • cinnamon-3.6.7-3.fc27.x86_64
  • powershell-6.0.1-1.rhel.7.x86_64
  • gnome-terminal-3.26.2-1.fc27.x86_64(端末エミュレータ)

端末エミュレータは、自分の好みで Gnome の端末エミュレータ (gnome-terminal) を使っています。

端末エミュレータ上で pwsh とタイプすると PowerShell が起動しますが、これだと自分の場合、PowerShell を使わなくなってしまうと思うので、専用の PowerShell 起動アイコンをデスクトップ上に作ります。

端末エミュレータ上から PowerShell を起動した例

デフォルトと PowerShell のプロファイル作成

通常は端末エミュレータのプロファイルを意識していないかもしれませんが、今回は通常の端末エミュレータと PowerShell 用とで使い分けたいので、とりあえず、現状の設定のままで二種類の名前をつけたプロファイルを用意しておきます。

端末エミュレータ (gnome-terminal) のメニューから「編集(E)」→「設定(F)」で開くダイアログウィンドウで「プロファイル」タブをクリックします。ここでは「新規(N)」で default(デフォルト)を作成し、「複製(C)」で PowerShell を作っています。

二種類の名前の端末エミュレータ用プロファイルを準備

PowerShell 用アイコンの準備

デスクトップに表示する PowerSHell のアイコンを準備します。ここではインターネット上から取得した適当な画像を /home/bitwalk/画像/PowerShell-256.png として保存しました。なお、著作権フリーで使用できる画像を本記事用には準備していませんので、あしからずご了承下さい。

デスクトップ用ファイルの作成

下記の内容を適当なテキストエディタで編集し、$HOME/デスクトップ 上に保存します。ここでは保存するファイル名を powershell.desktop としました。

powershell.desktop
[Desktop Entry]
Encoding=UTF-8
Name=PowerShell
Comment=PowerShell Terminal
Exec=gnome-terminal --profile=PowerShell
Icon=/home/bitwalk/画像/PowerShell-256.png
Keywords=shell;prompt;command;commandline;cmd;PowerShell;
Type=Applications
Categories=GNOME;GTK;System;TerminalEmulator;
Version=1.0
Type=Application

デスクトップ上には、最初、ファイル名のまま表示されています。これをダブルクリックすると下記のダイアログが表示されます。

作成されたデスクトップファイルを最初にダブルクリックした時に表示されるダイアログ画面

「安全性が確認されたものとする (T)」ボタンをクリックすると、デスクトップ上に指定された画像が表示され、次回からダブルクリックでの起動が可能になります。

PowerShell プロファイルの編集

デスクトップ上の PowerShell アイコンをダブルクリックして端末エミュレータを起動し、メニューからプロファイル PowerShell を編集します。「コマンド」タブでは「◻ SHELLの代わりにコマンドを実行する」のチェックボックスを選択☑し、コマンドに /usr/bin/pwsh を指定します。

プロファイル PowerShell の「コマンド」タブ画面

「色」のタブでは、Windows 上の PowerShell のデフォルトの配色に似せることも、好みに応じてできます。

プロファイル PowerShell の「色」タブ画面

「プロファイル PowerShell 編集」画面を閉じた後、最後「設定」ダイアログウィンドウ上で「新しい端末を起動する際に使用するプロファイル(P):」を PowerShell に設定して閉じて、端末エミュレータを終了します。

設定ダイアログ画面

PowerShell アイコンのダブルクリック

再度、デスクトップ上の PowerShell アイコンをダブルクリックして、端末エミュレータを開き、PowerShell が起動することを確認します。

PowerShell の起動例

PowerShell を具体的に使ってみるのは次回から。

参考サイト

  1. 日経BP書店|商品詳細 -  Windows PowerShell実践システム管理ガイド 第3版
  2. bitWalk's: Fedora で PowerShell を試す [2018-01-14]

 

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2018-01-14

Fedora で PowerShell を試す

Microsoft 社がオープンソース化した PowerShell 6 の パッケージを、まだアルファ版の段階で Fedora にインストールしてみましたが、その時は正常に起動できませんでした [1]。ようやく正式版の PowerShell 6 がリリースされましたので [2]、あらためて試してみました。

動作環境は次の通りです。

  • OS: Fedora 27 (x86_64)
  • powershell-6.0.0-1.rhel.7.x86_64

[3] に従い、下記のようにしてインストールしました。

$ su
パスワード:
# rpm --import https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc
# curl https://packages.microsoft.com/config/rhel/7/prod.repo | tee /etc/yum.repos.d/microsoft.repo
  % Total    % Received % Xferd  Average Speed   Time    Time     Time  Current
                                 Dload  Upload   Total   Spent    Left  Speed
100   193  100   193    0     0    193      0  0:00:01 --:--:--  0:00:01   554
[packages-microsoft-com-prod]
name=packages-microsoft-com-prod
baseurl=https://packages.microsoft.com/rhel/7/prod/
enabled=1
gpgcheck=1
gpgkey=https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc
# dnf -y update
packages-microsoft-com-prod                     757 kB/s | 512 kB     00:00    
...
...
...
完了しました!
# dnf install powershell
メタデータの期限切れの確認は、0:09:18 時間前の 2018年01月14日 08時31分51秒 に実施しました。
依存性が解決されました。
================================================================================
 パッケージ    アーキテクチャ
                         バージョン        リポジトリ                     サイズ
================================================================================
インストール:
 powershell    x86_64    6.0.0-1.rhel.7    packages-microsoft-com-prod     49 M

トランザクションの要約
================================================================================
インストール  1 パッケージ

総ダウンロードサイズ: 49 M
パッケージ展開後のサイズ: 49 M
これでいいですか? [y/N]: y
パッケージをダウンロードしています:
powershell-6.0.0-1.rhel.7.x86_64.rpm            5.9 MB/s |  49 MB     00:08    
--------------------------------------------------------------------------------
合計                                            5.9 MB/s |  49 MB     00:08     
トランザクションの確認を実行中...
トランザクションの確認に成功しました。
トランザクションのテストを実行中...
トランザクションのテストに成功しました。
トランザクションを実行中...
  準備中           :                                                        1/1 
  インストール     : powershell-6.0.0-1.rhel.7.x86_64                       1/1 
  Running scriptlet: powershell-6.0.0-1.rhel.7.x86_64                       1/1 
  検証中           : powershell-6.0.0-1.rhel.7.x86_64                       1/1 

インストール済み:
  powershell.x86_64 6.0.0-1.rhel.7                                              

完了しました!
# exit
exit
$ pwsh
PowerShell v6.0.0
Copyright (c) Microsoft Corporation. All rights reserved.

https://aka.ms/pscore6-docs
Type 'help' to get help.

PS /home/bitwalk>

端末エミュレータを起動して pwsh と入したところ PowerShell が起動しました。クロスプラットフォーム版 PowerShell にどのような利用価値があるのかは、おいおい調べていきます。

Linux 版 PowerShell (pwsh) の実行例

参考サイト

  1. bitWalk's: Fedora で PowerShell を試す - 失敗 [2016-11-11]
  2. PowerShell comes to MacOS and Linux. Oh and Windows too • The Register [2018-01-12]
  3. Installing PowerShell Core on macOS and Linux | Microsoft Docs

 

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