 
Fedora 24 のベータ番のリリース予定は現在のところ 5 月 10 日です。ベータ版のリリースに併せて Fedora 24 の機能紹介をすることは、連休中には叶いませんので、代わりにアルファ版のまとめをします。
現在、自宅の 2 台の PC に Fedora 24 のアルファ版をインストールしていますが、その内の一台、本ブログでも最近何回か登場している、3 万円を切る格安ノート PC、HP Stream 11-r016TU の画面ハードコピーを使うことにします。
デスクトップ
デフォルトのデスクトップは GNOME 3.20 です。背景のデザインは右の通りです。
設定
設定画面の各アイテムのスクリーンショットを載せました。
Fedora 24 になって一新されたというわけではありませんので、各設定画面について詳しい説明はしていません。しかし、個人的なコメントなどを加えたものもあります。
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【オンラインアカウント】   Google Drive をネットワークドライブとしてマウントできます。
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【プライバシー】   | 
【地域と言語】   | 
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【検索】   | 
【背景】   | 
【通知】   | 
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【Bluetooth】   PC に依存するのかもしれませんが、OS 起動後にデバイス接続に手間取る
 ことがあります。
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【キーボード】   意外と細かく設定項目が用意されていますが、使いこなせていません。
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【サウンド】   Bluetooth 対応のヘッドフォンを接続した場合、手動で切り替える必要があります。
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【ディスプレイ】   外付けのディスプレイをプライマリー画面に設定した時にログイン画面が表示されない不
 具合が、初期のFedora 23 で確認されました
 が、この版では問題はありません。
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【ネットワーク】   信号強度に応じて自動的に接続先を切り替えてはくれません。
 何か設定があるのかもしれません。
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【プリンター】   家庭内 LAN にぶら下がったプリンターに接続しています。
 大手のプリンターメーカーからは Linux
 CUPS 用プリンタードライバー公開されて
 います。個別にインストールが必要です。
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【マウスとタッチパッド】   |  | 
【色】   | 
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【電源】   | 
【ユニバーサルアクセス】   | 
【ユーザー】   | 
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【共有】   | 
【日付と時刻】   | 
【詳細】   | 
開発環境
開発環境について全てを紹介できませんが、気がついたことを書き出します。
Eclipse, Tools and IDEs
Eclipse Mars.2 (4.5.2) が収録されています。
[補足 2016/05/10]Fedora 24 ベータ版のリリース直前に Eclipse Neon (4.6) に更新されました。
GNU C Library
Fedora 24 では、2016 年 2 月 19 日にリリースされた glibc 2.23 へ移行しています。
GCC6
Fedora 24 アルファ版では GCC 6.0.0 が収録されています。しかし、Fedora に収録されているパッケージ全てが GCC 6.x.y でリビルドされるのは Fedora 25 のリリースまでかかるということです。
LLVM/Clang
バージョン 3.8.0 が収録されています。
OpenJDK
Java 8 系のままで、JavaFX (OpenJFX) は含まれていません。
Open Source .NET framework
Mono 4.2.3 が収録されています。
その他
livemedia-creator
Fedora の LiveCD を作成するユーティリティです。使い勝手については、今後レポートしていく予定です。
Arduino IDE
Arduino 統合開発環境です。Fedora 24 がはじめて、ということではないと思いますが、今回、いろいろなパッケージをインストールしてみて見つけたパッケージです。バージョンは 1.6.4 と最新ではありませんが、まあ最新に近いバージョンではあります。Raspberry Pi だけがワンボード・コンピュータではありません。試してはみたいのですが、動機が中途半端で、なかなかふんぎりがつきません。
参考サイト
- Releases/24/ChangeSet - FedoraProject
 
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