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このところ、立て続けに Tcl/Tk 8.5.0 の新機能を紹介していますが、今回は、Tcl の任意精度計算について紹介します。
Tcl 8.5.0 から、整数計算を任意精度でできるようになりました。任意精度計算処理を行うエンジンには、libtomath (LTM) というライブラリが採用されています。
任意精度計算ライブラリというと、GMP が有名ですが、LGPL で配布されているため、Tcl のライセンスを変更せずにはこのライブラリを使用できません。しかし LTM はパブリック・ドメインのソフトウェアとして配布されており、ドキュメントもよく整備されていることから Tcl のコアに採用されたようです。詳細は以下をご覧下さい。
TIP #237: Arbitrary-Precision Integers for Tcl
ためしに、簡単な計算をしてみました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiONHh5AXNFoaU9RFvc6z1-j4JmQHXnjAgRe4hFJqDNQemNqatZrYjlSW64ps4PPOFCet5V9_TCpFvxES7lEQz8BosMiJhc8rQST1UMDIoOGvc6VrEB1GF4XYfba5BxP6D38SZPGg/s400/tcl_bignum.png)
任意精度の整数を扱えると何が嬉しいかと言うと…、いろいろあるとは思いますが、すぐに思いつくのは公開鍵暗号に関わる整数処理などでしょうか。
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