2017-01-15

HP Stream 11 と Fedora 25

4GB のメモリ搭載に惹かれ、そんなに格安とは言えない HP Stream 11-y004TU(詳細スペック)を年明け早々入手しました。そして先週末に Fedora 25 をインストールして使い始め、一週間程度経ちました。

今回、本体価格が税込みで 4 万円を越えてしまいましたが、日本 HP のオンライン販売のダイレクトモデルであれば、4GB のモデルで 34,800 円(税抜き)です。税込、送料を勘案して、さらにメモリカードやマウスも購入するので、プライム会員になっている Amazon.jp を使うことに固執しましたが、前のモデルを 3 万円未満で買ったお得感は、ちょっとパワーアップしたからと言えど本体が 4 万円を超えると感じることができません。

Fedora 25 をインストールしただけで特別な設定はしていませんが、前モデルの HP Stream 11-r016TU と同様にこれといった不具合は見つかっていません。前回同様に今までで確認できた機能をまとめておきます [1]

Bluetooth

本モデルは Bluetooth 4.2 に対応しています [2]

Bluetooth が利用できるのでしたら Bluetooth ワイヤレスマウスを使わない手はありません。当然の事ですが USB ポートを占有することがなくなります。

今回は Microsoft Bluetooth Designer Mouse を使っており、使用感は良好です。

オーディオ

内蔵スピーカーおよびヘッドフォン出力/マイク入力コンボポートおよび USB ポートにヘッドフォンを繋いで確認しましたが、オーディオ出力は問題なさそうです。内蔵マイクは使っていませんが、入力レベルを見る限り、普通に反応しているようなので使用可能でしょう。

プリンタ

ネットワーク・プリンタは、ドライバファイルをインストールして接続できました。

使っているプリンタが Epson PX-105 という、これまた格安の古いプリンタで、入手できるドライバの rpm パッケージも 2012 年 11 月以来更新されていません [3]

それでもちゃんと動作するのはありがたいことです。

ネットワーク

無線のネットワークには問題なく接続できるようです。

デニーズなどで無線につないでみましたが、今のところ問題なくつながっています。

Dropbox や Google ドライブなど、インターネット上のストレージにも接続できています。

Dropbox は nautilus 用のプラグインパッケージ (nautilus-dropbox-2015.10.28-1.fedora.x86_64.rpm) をインストールして、$HOME/Dropbox フォルダーとしてアクセスしています。Google ドライブは、ストレージの領域をネットワーク・ドライブとしてマウントしてアクセスします。こちらの方がアクセス速度は遅くなりますが、あくまでもリモートのファイルを操作するので、ローカルのストレージ領域に負担をかけません。

Microsoft の OneDrive もマウントできれば良いのですが、やり方が判りませんでした。

Web カメラ

前モデル (Stream 11-r016TU) では Web カメラは約 92 万画素でしたが、現モデルは約 30 万画素にスペックダウンしています。

一応、Cheese で Web カメラが使えることを確認できました。左は Cheese で撮影した 640 × 400 の画像です。近所のデニーズで誰もいないところを撮ったつもりだったのですが、一人写ってしまったのでモザイク処理してあります。

前のモデルでも Web カメラをチャット用などに利用した実績がなく、必需品をは言えないので、使えることを確認できればそれで OK とします。

バッテリー

バッテリーについては使い方によってバッテリーの消費が変わります。しかし、今のところの印象では、前のモデルのバッテリーよりは持ちそうだという印象を持っています。

あとは、避けては通れないバッテリーの寿命についてですが、前のモデルを一年近く使っても目に見えるような大きなバッテリーの劣化を感じていませんので、本機もそうであることを祈っています。製品品質のばらつきがどのぐらいあるのかはわかりませんが、他の人のコメントではバッテリーの劣化が酷いというのもありましたので、気にはなっています。

総括

格安と呼ばれる価格帯の PC をシリーズ化して販売を続けてくれているのは、ユーザとしてはうれしい限りです。今後も「20XX 年モデル」という形で毎年モデルチェンジが行われると、手頃な価格帯ゆえに毎年買ってしまうことになりそうです。

格安かつ性能を維持するための変更が今回のモデルチェンジに見ることができるので、良くも悪くも企業努力を窺い知ることができ好感しています。もちろん、こうした変更はユーザの好き嫌いで評価が分かれるものはあります。個人的には、メモリ容量の選択肢に 4GB が加わったことは大歓迎だったのですが、筐体は色の変更だけに留まらず、安っぽくなったと思っています。その他にも良い点悪い点がありますので、近いうちに整理してまとめたいと思います。

参考サイト

  1. bitWalk's: HP Stream 11 と Fedora 24(アルファ版)
  2. IoTを加速するBluetooth 4.2の新機能とメリット - Bluetooth SIG記者会見 (1) SIGメンバーは前年から25%増 | マイナビニュース
  3. Epson - drivers & downloads

 

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