2012-05-06

【備忘録】Google Chrome と Flash Plugin

Chrome で Flash のファイルが見れなくなってしまいました。見れなくなってしまったのは、メインで使っているデスクトップ PC の 64bit の Fedora(以下、64bit 機)で、ノート PC の 32bit の Fedora(以下、32bit 機)では問題がありませんでした。よくよく考えてみると、64bit 機の方では Adobe の flash-plugin をインストールしてあり、32bit 機の方はまだ Fedora 17 Beta のインストールを必要最小限しかしてしておらず、何もケアしていませんでした。

ということは、Chrome では余計なことをしなくとも Flash のファイルを扱えるということです。64bit 機上の Chrome において URL を入力する欄に about:plugins と入力してプラグインを確認すると、Adobe の flash-plugin の他に、libtotem-vegas-plugin.so というライブラリも有効になっていました(Chrome のハードコピーを取っておきませんでした。m(_ _)m)。
このライブラリは、totem-mozplugin という Totem(GNOMEデスクトップ環境標準のメディアプレーヤー)のブラウザ用プラグイン・パッケージの一部で、そう言えば、先日 yum update をした時にインストールされたような…。正式リリース前の Fedora を使っていると毎日パッケージの更新をする必要があるので、細かいところにこだわっていませんでした。
FireFox は(万が一の時以外は)使わないので、(プラグインの有効/無効をうまく使えば良いのですが)とりあえず、余計なものは取り除いてしまうことにしました。
# rpm -qf /usr/lib64/mozilla/plugins/libtotem-vegas-plugin.so
totem-mozplugin-3.4.1-2.fc17.x86_64
# yum remove totem-mozplugin
(snip)
削除しました:
  totem-mozplugin.x86_64 1:3.4.1-2.fc17                                         

完了しました!
# yum remove flash-plugin
(snip)
削除しました:
  flash-plugin.x86_64 0:11.2.202.233-release                                    

完了しました!
# yum remove adobe-release-x86_64-1.0-1.noarch
削除しました:
  adobe-release-x86_64.noarch 0:1.0-1                                           

完了しました!

さらに Chrome を再インストールしました。
# yum remove google-chrome
(snip)
削除しました:
  google-chrome-stable.x86_64 0:18.0.1025.168-134367                            

完了しました!
# yum install google-chrome
読み込んだプラグイン:langpacks, presto, refresh-packagekit
(snip)
パッケージをダウンロードしています:
google-chrome-unstable-20.0.1123.4-135092.x86_64.rpm     |  40 MB     00:20     
トランザクションのチェックを実行してします。
トランザクションのテストを実行しています
トランザクションのテストを成功しました
トランザクションを実行しています
  インストール中          : google-chrome-unstable-20.0.1123.4-135092.x86   1/1 
  検証中                  : google-chrome-unstable-20.0.1123.4-135092.x86   1/1 

インストール:
  google-chrome-unstable.x86_64 0:20.0.1123.4-135092                            

完了しました!
#

Chrome の URL を入力する欄に about:plugins と入力してプラグインを確認すると、以下のようになりました。


念のため、Adobe のサイトで確認した結果です。


2012-05-04

Amazon でわかる日米の違い ~ 電子書籍 ~

Linux 関係の雑誌について、日米の違いを調べようと(日本の)Amazon.jp と(米国の)Amazon.com のサイトを調べていたら、双方のサイトのあまりの違いに驚いてしまいました。

そういえば最近は(日本の)Amazon.jp では書籍ばかりでなく、パソコン周辺のものまで簡単に入手できてなにかと便利なので、すっかり(日本の)Amazon.jp の方ばかり利用するようになりました。さらに、全然小遣い稼ぎにもならない Amazon アソシエイト(アフィリエイト)プログラムに参加したりしている関係で、(米国の)Amazon.com のサイトの方はすっかり利用しなくなってしまっていました。

さて、日本で定期的に刊行されている Linux 関係の雑誌(月刊誌)といえば、日経 Linux だけになってしまいましたが、(日本の)Amazon.jp で検索すると、例えば以下のように表示されます。


一方、米国の Linux 関連雑誌といえば Linux Journal 誌が有名ですが、(米国の)Amazon.com でこの雑誌を検索すると以下のようになります。


$2.99 とはずいぶんと廉価だと思ってよく見てみると Kindle Edition ということで、Kindle で購読することを前提にして販売されています。それでは紙媒体のものはどこかと探してみましたが、探し方は悪いのか、どうやっても紙媒体の雑誌が買える画面には辿り着けませんでした。まさか紙媒体で販売していない、なんてことはないだろうと訝しんで出版社のサイトを見てみると…


はたして Digital ということで電子媒体(PDF フォーマット)での販売のみでした。軽いカルチャーショックを覚えましたが、気を取り直して(米国の)Amazon.com のサイトに戻り、Kendle Store で試しに Perl をキーワードに検索をかけてみますと、見慣れた表紙のものがズラッと表示されました。品揃えを重視する Amazon のことですから、これは当然なのですが、すっかり Kindle への対応は整っているようです。


これは、iPhone も Android 端末も持っていない自分が、世間の潮流に乗り遅れてしまったのだと思い、とりあえず Kindle を購入することを検討しようかと(日本の)Amazon.jp で Kindle をキーワードに検索をかけましたが、サードパーティによる Kindle のアクセサリーがリストに出てくるだけで肝心の Kindle が出てきません。同じ Amazon でも米国と日本では事情が随分と異なるようです。さらに(日本の)Amazon.jp で扱っている電子書籍は何かと思い、いろいろ検索してみましたが、どこかの電子書籍リーダーは販売していても、電子書籍そのものは扱っていないようです。

それでは、日本の大手の書店の電子書籍対応はどのようになっているかと思い、少し調べてみました。
【紀伊國屋書店】
紀伊國屋書店 BookWeb
リーダー専用アプリ (Kinoppy) が iPhone iPad Android Sony Reader タブレット対応
詳細は紀伊國屋書店 BookWeb Plus
【丸善&ジュンク堂、文教堂】
電子書籍販売サイト honto
親会社の大日本印刷(DNP)とドコモ、CHIの共同事業会社である株式会社トゥ・ディファクトが運営するサイト
リーダー専用アプリが Windows iPhone iPad Android などに対応
【三省堂書店】
電子書籍ストア BookLive(三省堂書店と協業関係にあるが資本関係はない様子)
リーダー専用アプリが Windows iPhone iPad Android などに対応
【八重洲ブックセンター】
八重洲ブックセンター・書籍のダウンロード販売
主に PDF, XMDF 形式のファイルで、コンテンツによって対応形式が異なっている。
電子書店パピレス
MEDUSA bookend XMDF など対応フォーマット多数。EPUB にも全てではないが対応している。
少し調べただけですが、出版業界の事情もいろいろあるようで、リーダー専用アプリを提供しているところが多く、足並みはバラバラのようです。日本の出版業界では再販制度のような障壁も立ちはだかっていますが、電子書籍は情報として扱われるため対象外だと聞いています。そもそも再販制度は売る側の立場の制度で、お客様の視点には立っていないので、時代遅れな気がします。売る側が目先の安心を維持することにこだわり過ぎると、国際競争力に晒されて衰退を余儀なくされることにもなりかねません。一方、電子書籍のフォーマットについては統一された規格の方が望ましいのはもちろんなのですが、あまり慎重になりすぎているとグローバルな流れから取り残されてしまうことを恐れます。また、低炭素化社会を実現するためにも、紙媒体から電子媒体への移行は必要でしょう。(良くも悪くも)四の五の言う業界を黙らせて力強く牽引できるような強いリーダーが現れて欲しいものです。
…と偉そうなことをいろいろ言っていますが、かくいう自分はスマートフォンやタブレット端末を使っていないので、電子書籍を利用する必要条件すら満たしていないのかもしれません。

そういうわけで Kindle あたりを試してみようかと考え始めていますが、Kindle を(米国の)Amazon.com から購入するとなれば、余分な送料と届くまでの時間がかかってしまうのでなかなか踏ん切りがつきません。それでもよく考えてみると、Kindle があれば、これからは洋書を読むときには(たぶん)すぐに書籍データを読み込めるようになり、配達時間も送料もかからなくなるのですから、やはり購入する方向で要検討です。

参考サイト

[1] Amazon、ついに「Kindle」を日本発売!しかもドコモ回線が無料で使い放題の神プラン! – すまほん!! (2012/2/11)
[2] アマゾンCEO「年内にKindleを日本市場へ投入する」 – すまほん!! (2012/4/13)
[3] 黒船来航!アマゾン、Kindleについてなんと国内40社と契約合意済み! – すまほん!! (2012/4/28)
[4] アマゾン「キンドル」上陸前夜、攻防戦の内幕 :日本経済新聞 (2012/4/10)

Amazon.jp だとなぜか Amazon.com のライバル Banes & Noble の電子書籍リーダー NOOK が購入できてしまう不思議!

Kindle 関係の書籍を探してみましたが、意外と新しい書籍がありませんでした。

2012-05-01

Linux はポピュラーな OS になったか?

There are three kinds of lies: lies, damned lies, and statistics.(世の中には 3 つの嘘がある。一つは嘘、次に大嘘。そして統計である)と言ったのは、19 世紀のイギリスの政治家、Benjamin Disraeli です。

世の中で一番使われている OS はどれかを知ることはとても難しいことのように思います。商用の OS であれば、出荷量が一応の目安になるでしょうが、実際に使用されている数までは把握できません。オープンソースプロジェクトの成果である Linux や NetBSD/FreeBSD/OpenBSD、あるいは組み込みなど工業用途で利用されるμITRON などに至っては出荷量すら把握できません。

BSD のマスコットキャラクタ BSD Daemon (Beastie) は、FreeBSD のサイトではまだ見かけますが…。

しかし、限定的な条件であれば、ポピュラーな OS は何かの見当をつけることはできます。例えばウェブサーバにアクセスすると、ログにブラウザの情報が残りますが、そこには OS の情報が含まれているので、ウェブサーバのアクセスログを解析することによってある程度推測できます。この場合、ログを解析するウェブサーバが、十分有名で、特定の OS に依存した内容を扱ったサイトでないことが求められます。それにこの場合、ユーザがそのサイトに能動的にアクセスしてくることを想定しているので、サイトにアクセスしてくる OS は、いわゆるパーソナルな用途に利用されるものになり、工業的な用途で決められた動作をする OS は除外されてしまうことになります。

そういうわけで OS のシェアを論ずるにはウェブサーバのアクセスログの解析だけでは十分でなく、また、アクセスするユーザの偏りを排除することは難しいことですが、それでも長い期間続けていると見えてくることがあります。以下はそんなサイトの一つです。 この統計値を見るまでもなく、Windows がもっともポピュラーな OS であることに異を唱えるつもりはありません。最近の Linux のユーザの割合が 5% 程度というのは、随分高い数字だとは思うのですが、その絶対値はともかく、注目すべきは、2003 年に集計を始めた当初が 2% 台(この値も高いようには思うが…)から 10 年ぐらいかけてじわじわと増加してきているということです。冒頭の格言のように、統計は見方によって間違った結論を導くかもしれませんが、今回のように前提が変わらない状況での長期的変化は、絶対値を議論しなければ、概ね適切な傾向を表していると考えて良いと思います。実際、MacOS の伸び率の方が大きいですが、Linux も健闘しています。なんとなく Linux の知名度は向上してきているはずだと信じたいものです。

Linux の kernel 2.0 がリリースされた 1996 年ごろを以来、日本では Linux のブームが巻き起こり、Linux 関係の雑誌が雨後の筍の如く出てきましたが、それも次々と廃刊に追い込まれ、今では Linux を専門に扱う月刊誌は日経Linux のみで、ムックでは Ubuntu Magazine Japan をちょっと大きな書店で見かける程度になってしまいました。
昨年、ひっそりと kernel のバージョンは 3.0 へ移行し、Fedora 17 (beta) の kernel のバージョンは 3.3 台になっています。肥大化する kernel の開発の壁を乗り越えることができれば、まだまだ Linux は発展するはずです。バザール方式の真価があらためて問われることでしょう。

Linux のマスコットキャラクタ Tux Penguin は不滅か…。

さて、Linux は少しはポピュラーな OS になったのでしょうか。例えば、非 IT 系である自部門の部下に Linux を知る者は、と言うと、残念ながら皆無なのです。そもそも OS に何を使うか、なんていうことを気にする人は、今も昔も、さして多くありません。ですから IT 業界の仕事を本職にしていない自分にとっては、これは身近を見渡すだけでは永遠に解けない課題です。