2010-02-27

Let's Wine(第10回)

JaneStyle


AA(アスキーアート)と言えば、2ちゃんねるで表現されている文字絵を、まず思い浮かべます。非アスキーな日本語フォントを用いてるので、狭義にはアスキーアートではないのですが、一般にはあまり区別せずアスキーアートと呼んでいるようです。

「日本語フォントを用いたアスキーアートは、一種独特な文化を形成しています。」なんて批評できるほど詳しくはありません。アルファベットだけを使ったアスキーアートは、巨視的には写真と見間違えるほどリアルなアートを表現できます。一方で、限られた面積を持つディスプレイ上で表現される、日本語フォントを駆使したリアルな輪郭は、非常に近視的であり、アルファベットだけを使ったアスキーアートとは別物のように思えます。

前置きが長くなってしまいましたが、実を言うと私は2ちゃんねる専用のブラウザを使うほどのヘビィなユーザーではないので、2ちゃんねるを見るときにも通常のインターネットブラウザを使っています。

ただ、以下のような AA を目にすると、専用のブラウザで見れば、もっと綺麗に見えるんだろうな、といつも思います。

その割には、いままで専用ブラウザを試したことはありませんでした。自宅では Windows を使うことがほとんどないので、Linux で動作する専用ブラウザを探そうとしていなかっただけかもしれません。

調べてみると Linux 用の2ちゃんねるブラウザがいくつかありました。そのなかで JD が yum でインストールできるようになっていたので、今回はじめて試してみました。

字間や縦横比は改善されていますが、今度は行間がやや開きすぎているように感じます。

比較用に、Windows 用2ちゃんねるブラウザ JaneStyle を wine 上で使ってみました。

JD に比べて行間が詰まって、いい感じで表示されてます。最近は古い IBM ThinkPad X31 にインストールした Fedora 上で(32bit 用の)wine を使っていますが、それでも、さくさく動作してくれます。

ちなみに、wine 上で動作するアプリケーションに対しては、Alt と「半角/全角」キーでインプットメソッド (IBus-Anthy)が有効になり、日本語を入力することができます。

今回は wine の話題というより、2ちゃんねるブラウザの単なる比較レポートになってしまいました。

参考サイト


[1] monazilla.org
[2] AAテスト・練習スレpart1104
 

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