2007-11-10

Fedora 8 対応

SourceForge.net Logo
Fedora 8 が 11 月 8 日(米国時間)にリリースされました。通常は、雑誌などの付録でインストール用のメディアが流通するまではアップグレードをしないのですが、MinGW クロスコンパイラのプロジェクトで RPM パッケージを公開している関係で、今回は早期にアップグレードをしようと yum で恐る恐るアップグレードしました。

アップグレードの方法は以下のサイトの情報を参考にしました。

Fedora Core 4をFedora Core 5にアップグレードするには

余談になりますが、アップグレードしても自分のアカウント画面はなんら変わりがありません。通常、VNC (RealVNC) を利用して Windows マシンから Linux マシンへ接続して作業をしています。どうせ、RPM パッケージの作成では日本語を使わないので、デスクトップの言語設定を英語にして、Windows 側では UltraVNC をクライアント (Viewer) にしています。
Fedora 8 Desktop
アップグレード後、無線LAN の使い方がわからなくなったりと、少々の不具合が残っていますが、有線のネットワークで作業ができるので、とにかく MinGW クロスコンパイラのパッケージを更新しました。

実は texinfo による不具合が残っているので、古い texinfo-4.8-15 を使ってビルドをしていますが、RPM の spec ファイルでは、texinfo のバージョンの制限を外しました。src.rpm ファイルをダウンロードしてリビルドする場合には気をつけてください。

なお、プロジェクトサイトでは公開するパッケージを以下に整理しました。

[CORE] binutils-cross
[CORE] gcc-cross
[CORE] mingw-cross
[LIB] pthreads-w32
[PRODUCT] Tcl/Tk

今のところ、MinGW クロスコンパイラで生成、公開している Win32 用のパッケージは Tcl/Tk だけなので、Tcl/Tk をビルドするために必要な [LIB] パッケージだけを公開することにしたのです。

MinGW クロスコンパイラのプロジェクトは、自分でコンパイルしたいパッケージ (Tcl/Tk) があって、その成果を、同じ興味を持つ人々と共有したいために維持しています。他に、MinGW クロスコンパイラ関係のパッケージが必要な方、あるいは、クロスコンパイルして Win32 用バイナリを生成したい方がいらっしゃれば、ぜひプロジェクトに参加して、パッケージを作成してみませんか?

0 件のコメント: